てんぴん 1巻

 

 

極度のコミュ障のため高校卒業後はニートになっていたななこ。現在は祖母の桃子が経営しているボウリング場でアルバイトをしているものの未だに接客に慣れません。そんな中とても楽しそうにボウリングの練習をしている女の子を見て楽しそうに思うも幼少時の苦い過去からその思いをそっと胸に秘めるのでした。

 

ななこ自体は接客が苦手ではありますがお客さんは可愛いと言ってくれたりするので勿体無いですよね。大好きなガンシューティングのゲームをしている時は普段の彼女とは思えないほど豹変します。まさかボーリングへの素養がこのゲームにあったとは思いませんでした（笑）もともと桃子も元プロボウラーでミス･パーフェクトの異名を持つほどなのでその血は受け継がれていますがさらに本物の銃と同じ重さという限定ガンコンを2丁拳銃でプレイしていたために16ポンドのボールも普通に持てるほど鍛えられていました。

 

いつも練習に来るQ子が空腹のために行き倒れたところを介抱したことをきっかけにボウリング場で一緒にアルバイトをすることになりました。桃子はななこがもう1度ボウリングを好きになってくれるようにQ子にななこがもう1度ボウリングをするように頼みます。

 

他にも女子プロボウラーの現女王の姫子や元プロボウラーのミミなども登場してボウリング場に華を添えます。姫子は女王にふさわしい自信に満ちたお嬢様キャラですね。海外へ行った時にななこのトラウマの原因となったななこの父親と会いますが親父はどうやって喰っていってるんですかね。母親の寧々子はイタリアン料理屋をやっていてたまにななこも手伝ったりしてますけどまさか夫に仕送りとかしてたりして（笑）ミミは見た目は可愛い占い好きな不思議ちゃんですが実は桃子と同期でライバルでした。ということは年齢は60歳ということで石仮面でも被ってるくらいのアンチエイジングです（笑）

 

Q子と友達になって再びボウリングをやることになったななこですけどその続きは2巻に続きます。プロボウラーの普段の生活やトレーニングなどあまり知られてない部分にも今後触れていって欲しいですね。表紙の大きめな眼鏡がちょっとズレてるななこが可愛くて購入しましたが面白かったです。ボウリングも一時のブームは去ってしまった感じですがPリーグがあったりして根強い人気はありますよね。近所のボウリング場はボロいものの未だありますし（笑）