ホークウッド 8巻(完)




イングランド軍による長弓兵が放つ大量の矢が突撃するフランス軍に無情に降り注ぐ!騎士道に反するといえるエドワード国王によるこの戦術に王太子エドワードは異を唱えますがそれに対する国王の答えは…騎士道の時代が終わりを告げる時、傭兵ホークウッドは何を思うのか。中世欧州歴史浪漫、完結!

国王は騎士が戦の趨勢を決めるものではないとしつつもまだまだ騎士の時代であることには間違いないとしてます。弓兵により疲弊したフランス軍を蹂躙するために温存しておいた騎馬兵で蹂躙し、フランス軍を撤退に追いやります。国王はこの勝利を騎士の快挙とし、円卓の騎士に倣って騎士団の創設を宣言します。騎士の時代は終わると目論んで王太子に自分を売り込むホークウッドですが国王の言葉を聞いて騎士の時代はまだ終わらないと悟ります。

ジェノヴァの傭兵隊・ドーリアはフランス軍に半ば強制的に出撃させられ重装甲の騎士ですら貫く矢の前に撤退を進言するも聞き入れられずに味方に殺されてしまいます。ホークウッドと同じように騎士の時代は終わったと先を読んでいた人物でしたが仕えた主の違いによって運命は正反対の物となってしまいました。

1年後、カレーを制圧して一区切りがついたホークウッドの白鴉隊は契約を更新せずに再び戦のある所へと向かいます。王太子からは騎士の叙勲を勧められますが傭兵の時代を作ると袂を分かちます。

結局この2人が再戦することはありませんでしたね。史実ではホークウッドはイタリアへ渡ってしまうようですがその後のエピソードも見たかったです。クレシーの戦いは3巻で終わる予定だったとのことですがやはり歴史物だと描きだしたら切りがないというのもありますが。

歴史上の人物なので大きな改変はないと思いますが主人公でありながら時に冷酷な判断を下したり、命からがら逃げだしたりと当時の騎士物語とは違う兵士たちの戦いが見れたと思います。また別のテーマで歴史漫画を描いてもらいたいです。


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