アンゴルモア 5巻




迅三郎と輝日姫の前に現れた安徳帝。迅三郎の持っていた腰刀を源九郎義経の物と見抜き、壇ノ浦で安徳帝が彼に与えた経緯を話し始めます。そして輝日には島民の命を守るよう諭し、長峰判官が治める防人の末裔・刀伊祓への勅書を授けるのでした。入り組んだ入り江に守られた石垣の城で蒙古軍が島を去るのを待とうとする刀伊祓衆と合流する迅三郎らでしたが…

ここで登場する城とは戦国時代以降に築かれたような城ではなく、古代山城と言われるもので主に対外戦闘用に作られますが一般的には使われずに役目を終えます。その規模は広大で山を一回り石垣で囲っています。その中で息を潜めてやり過ごそうとする刀伊祓衆たちですが迅三郎は人員と城の規模が釣り合ってないと城を捨てる事を提案します。

戦として城を使うのは初めてだと思いますがすぐさま弱点などを見つけるのはさすがです。城を捨てても寒い冬を越せないという事もありますが一所を守ろうとする住民たちの思いも汲んで城の守りを固めます。最初に蒙古軍に反撃した際にいつの間にか姿を消していた男衾とも再会しますが…

蒙古軍は山奥へ隠れた島民たちの居場所が掴めずに追討を断念しようとしてましたが数人の密告者を作り情報を得ようとします。元々九州に行くまでに戦意を維持したいウリヤンエデイは追討断念に傾きかけた意見を退け、再び追討に出るのでした。蒙古軍が対馬を去るまであと5日、迅三郎たちは蒙古軍を退けることができるのか…という所で6巻へ続きます。

男衾は蒙古軍に捕まり、密告者としての任を受けていました。白石にそれを打ち明けて再び領主に返り咲こうと誘います。蒙古軍に蹂躙された村を見て地頭時代だった昔の自分を思い出して涙した白石を思えばそんな誘惑に乗るとは思えないのですがそれもまた次巻になりそうです。

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