魔王の階 1巻




13世紀、東ヨーロッパの小国ルブリン王国は近隣のルーシ軍に攻められて城を落とされます。救援に来た王妃エルザの兄シグムントは妹の亡骸の側に生きながらえた幼子のステファンを見つけます。彼はステファンを養子として保護し、義姉のエミリアと共に育てます。亡き父の意志を継ぐべく王として成長しようとするステファンですがエミリアの血への誘惑が日に日に強くなっていき…!?血への誘惑に抗う亡国の王子を描くダークファンタジー、開幕!

階と書いて「きざはし」と読むことを初めて知りました(笑)試し読みで読んだ時はサッと流していたのですが架空の世界ではなくて中世のヨーロッパをモデルにしているようですね。昔物語として十字軍遠征やイングランドの獅子心王なども登場します。教会と異教徒などの対立なども時代背景にあったりします。

王の意志を継いで成長した王子が国へ戻り、伯父の娘で義姉として慕った王女と結ばれる…と順調にいけばよくある騎士物語になりそうなのですが王子ステファンは吸血鬼として日に日に血への渇きが耐えがたくなっていきます。そんな折に仇敵ルーシが散発的に国境沿いの村を略奪するなど挑発行為をしてきたためにステファンが初陣として出陣することになります。敵の夜襲に1人はぐれたステファンは危機を脱するために死に絶えようとしている愛馬の血を啜り…という感じで2巻へと続きます。

以前から狼や熊など相次いで血が抜かれ殺されているという事がありましたが言わずもがなステファンの仕業でした。それでも獣相手ということで自分を誤魔化していましたがエミリアから預かった愛馬に対してはかなりの葛藤があります。しかし、それもエミリアの下へ無事に戻るという気持ちが強く、ついに本能に抗えなくなります。

人間としては初めての犠牲者である少女は吸血鬼となって追手を襲おうとしますが日光に当たって灰となってしまいました。ステファンの体にも何か変化が起こるんですかね。馬は何気に復活していましたが当然普通の馬ではなくなってますよね。体を霧にできたりとか鏡に映らなかったりするんでしょうか。招き入れられないと城に入れないとか(笑)そんな椎名先生のようなギャグにはならないと思いますがサンデー繋がりということで。

彼は元から吸血鬼だったのか、それともエルザが死んだ時に何か起きたのか、その辺の過去はまだ分かりませんがどう明らかになっていくか楽しみです。


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