響 小説家になる方法 3巻




新人賞に投稿された1本の作品。それは文学界をひっくり返すほどの力があるとまで作品に惚れこんだ編集者の花井はようやく小説を書いた響と出会います。文芸部の先輩リカも有名作家祖父江秋人の娘ということでデビューすることになり出版社で花井と響、自分の打ち合わせをすることに。そこで祖父江を目の敵にする新人賞選考委員の鬼島仁に絡まれるリカを助けようと響の蹴りが炸裂します。花井は新人賞の選考を前にこれまでの行動を戒めましたが早速暴挙に出る響に唖然とします。一方で自分の世界と現実の世界のギャップに我慢ができない、制御しようともしない響に花井はとんでもない爆弾を抱えたという不安以上にそうした才能を見つけられた嬉しさの方がこみ上げてくるのでした。

とはいえ、やはり響の破天荒さに花井はもちろん良き理解者の先輩リカも扱いに困ることがあります。過去に直木賞を獲ったとはいえ今はあってもなくてもいいと花井にも評される鬼島に対して何で生きているのかとまで本人の前で言い切ってしまう響にリカは自分との才能の差を見せつけられます。

もう1人の選考委員で小説家の吉野先生も登場します。顔出しNGをしている女性作家は見た目はゴツイ女性ですが人間ができていて乙女な人でした。鬼島との対談中に響を見ますが本格的な出会いは原宿でのクレープ屋さんでした。まだ小説家になるという実感が湧かない響は吉野のなぜ小説家になったかを聞きます。

響が小説家への道を歩もうとする一方で文芸部の方も部活動をしていることを見せるために合宿に行きます。そこではヤンキーのタカヤと高校デビューに失敗した花代子にひと夏の恋が…!?そんな中で新人賞受賞者が決まり響の下へ受賞の連絡がやってきて4巻へと続きます。

以前花井がリョータが書いた部誌の内容から何でも器用にこなしながら決して本性を見せない、隠れて猫を虐めてそうなどと散々に評してましたがその隠れた本性が明らかに…(笑)もちろん猫を虐めてたりはしませんし学校の体育でテニス部にテニスで勝ったり、複数の女子に告白されたりとまさしく完璧人間なのですが響に対してだけは猟奇的なまでに惚れています。以前タカヤに目の前に置いておかないと気が済まないのかと言われて平然とそうと答えてますし兆候はあったのですが今回その異常性が確認できます(笑)一応響も知っている事ですし黙認しているようですけどね。響が小説家になると知った時にリョータはどんな行動を取るのでしょうか…

予想ができない行動をする響ですがもじもじしたりする仕草なんかは可愛いんですけどね。今回は吉野先生プロデュースでゴスロリ服を着たりもしますし。本誌ではその服が再登場してます。

そういえば何気に祖父江先生も初登場でした。何となく初老な感じをイメージしていたのですが以外にも50歳ながら若々しい見た目でした。編集長との電話で花井の事を「おっぱいの大きい子」とか言ってましたし意外と軽いですよね(笑)人付き合いは苦手みたいですけど。それでも響の小説には自分の価値観が間違っていたんじゃないかと思わされるとまで言わしめますので今後響との出会いも楽しみです。
関連記事
スポンサーサイト

0 Comments

Post a comment