言解きの魔法使い 1巻




昭和28年、時計店で働く矢萩 真は4年前に失踪した高校時代の親友・藤堂ナツメを探していました。過去の会話の記憶から藤堂家の私蔵図書館の事を思い出します。警察はとっくに調査済みではありますが自分の目で確かめたいと図書館を訪れる矢萩の前にあっさりとナツメと再会します。しかし、魔女によって図書館に囚われたナツメは左腕を失い、その際にあふれ出た文字と言葉は館内で現象として現れるようになります。ナツメはそれを回収して図書館から出るために文字と言葉を操る魔法使いへと成り果てるのでした…「五番街の白やぎさん」の結月さくら先生、最新刊!

前作は現代の世界のちょっと外れた不思議な世界で暮らす白やぎさん達を描いてましたが今作も戦後まもない時代に遠い宇宙と古い神が通る不思議な図書館での出来事を描きます。時代が戦後まもないというのもいいですよね。近代科学が発達はしているもののまだ古い慣習なども残っていて…なんていう世界観が好きです。本編は図書館内での話がメインになりそうですけど(笑)

前作の一話完結という作りではなく続きものという意味では初めての経験のようで色々と戸惑っている部分もあるようですね。アクションシーンも多そうですが現象として出てくる文字の意味を探ったりする場面や謎解きも多そうです。

この作品では魔法はいわゆる禁じ手で理から外れたもので魔法使いは成るものではなく成り果てたものと表現されます。ナツメの手助けをしたいという矢萩も本来なら人を欺く図書館に入れたということで何かしら魔法使いと関係してそうです。以前に命を助けられた謎の人物がいるようですけど。

他に登場するのは図書館の付属品と自称するメイド姿の園耶と4年前に倒れていた矢萩を介抱してくれた時計店の一さん、ナツメを縛る魔女くらいですけど今後も増えたりするんでしょうか。現象として現れる文字達は毎回登場しますが形として現れるわけでもありませんしね。今回は蛸、示の文字が現れますがそこから弱点というか撃退方法を探るという手法も面白いです。漢字の勉強にもなりそうですね(笑)


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