取水塔 (粟岳高弘)

   

                   取水塔 (粟岳高弘)

1981年、静岡県西部の海岸沿いに住む少女たちが用途不明の建造物「倉浜取水塔」の中を調べてみると謎の物体を発見して慌てて逃げ出します。その謎を調べて行く内にこれまで秘匿されていた町の秘密や謎の生物の存在が明らかになって…!?「たぶん惑星」「いないときに来る列車」「鈴木式電磁的国土拡張機増補版」の粟岳作品にはお馴染みのキモかわ不定形生物とスク水美少女、そして待望のSF長編が単行本化!

これまでの作品は収録された話のほとんどは同じ世界ではあるものの一話ずつで登場人物や時代が違ったりしてましたがこちらは連続ものとなっています。正確にいえば「たぶん惑星」も連載なのですがこれは商業誌での連載で「取水塔」は同人誌で2001年から今年まで出していたものをまとめたものとなります。

内容としては倉浜取水塔を調べる少女たちと異星人のコンタクトSFなのですが粟岳先生の作品では必ず少女たちがスク水になります(笑)あとは昭和ののどかな田舎の風景と異星人との取り合わせですね。SFだけど時代的には古いというちょっと不思議で懐かしいストーリーが楽しめます。こちらの方が作品としては古いと思うのでこれまで少女達が扮してきたふんどし+腰ミノの方が時系列としては後になるんでしょうか。最後の方は少し付けてましたし。

描き下ろしには0話としてプロローグが付け足されています。最初は何気なく読んでいましたが後々に関係するやりとりだったんですね。亜由美と理留子の会話でしたが亜由美が宏子なのかと最初は思ってました。「鈴木式~」でもありましたが宏子と理留子の高校生お姉さんと中学生の男子たちというのもいいですね。女の子だけだと普通に裸になってしまうことも多いですが年下とはいえ男子がいると恥じらう姿も見れます(笑)男子としても年上への憧れも見えます。今回はわりと恋愛要素も多い気がしますね。

今作で単行本化は6冊目とのことですが2001年から描き続けていたものをまとめるというのもすごいです。まさしくライフワークというやつですね。あとがきでは次の本と言ってましたが同人誌なのか、それともまとめたものがまた出るんでしょうか。

一部書店では「粟岳高弘&佐藤明機フェア」を開催していてサイン本の販売やカラーペーパーなどの特典がもらえますよ。普通に買いに行ったらフェアをやっていてビックリしました(笑)リンク先に開催店舗一覧も載ってますので確認してから行きましょう!まさか粟岳先生の本が棚一面に置いてあるとは…感無量ですね。




 
関連記事
スポンサーサイト

0 Comments

Post a comment