漫画アシスタントの日常 2巻

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賞を獲って担当も付いてるものの連載はない新人漫画家兼フリーアシスタントの五百住志歩。連載デビューを目指して自分の原稿を描きつつ人手の足らない連載漫画家のアシスタントで生計を立てます。今回は同人誌の売り子をしたり、ショーコの所でチーフアシスタントを経験したり、月刊の短期連載が決まって初めてアシスタントを使って原稿を描いたり…漫画を描いて食べていくという事の厳しさがぎっしり詰まった漫画制作現場の実状ここに描かれる!※この本の内容は作者の独断と偏見に基づくもので全ての現場に当てはまるものではありません。

よく仕事を手伝う事が多い中堅漫画家の藤本先生の頼みで同人業界で生業を立てるうみはんさんが参加する即売会に売り子として志歩は手伝うことになります。志歩は同人と聞いて18禁や二次創作などグレーな部分が多いので最初は乗り気ではありませんが今一番熱いのは一次創作(オリジナル)と聞いて興味を持ちます。

オリジナルで描いているなら何で出版社に持ち込まないのかという疑問を志歩は持ちますがそれは人それぞれ理由がありますよね。今回登場するうみはんさんは商業デビューをしたものの半年で打ち切り、打ち切り漫画家という烙印を押された彼女は他の出版社に持ち込んでも好きなようには描かせてもらえないために何を描いても自由な同人界へと飛び込みます。そこで実績を積めば新たな才能を発掘しようとしている出版社の人から声をかけられたりと再デビューの場でもあるのです。そこでも同人業界と出版社との関係の裏側が垣間見えますが(笑)

目の前で自分の作品を読まれて買ってくれたり、そのまま置かれてしまったりと反応がダイレクトに見れるというのも即売会の醍醐味ですね。出版社の目に止まって以前同人誌で描いた作品が単行本化されることになったうみはんさんですが漫画を描くための原点を忘れないためにも同人活動も続けていきます。

ショーコの下でチーフアシスタントをすることになった志歩でしたが大御所漫画家のチーフアシならいざ知らず、新人漫画家の元では低賃金で重労働のためアシ経験のある人間は二の足を踏みます。しかし、普段から言い争っていたショーコが土下座までして志歩に頼み込んだのを見て引き受けます。でもこの経験が自分でアシスタントを雇った時に役立ちますよね。それでも後で苦労してましたけど(笑)

効果線などの技術面はもちろん、事業主としての心構えや人間関係など漫画家として身を立てていくためのノウハウの一部が実体験を元に描かれています。漫画家なら人とあまり関わらなくてもいいなんて露伴先生も言ってた気がしましたが彼のように一人でできるならともかく人を雇うということは必ず人間関係の問題が出てくるのでそこは普通の会社などと同じですね。

明確に最終回とは書かれてなかったのですがカバー脇の4コマにそんなような事が描いてあったのでこれで完結なんですかね。週刊連載が決まって漫画家としての第一歩を踏み出す!みたいな感じでまとめてましたし。まだ「売れない漫画家の日常」を描いてないとありましたし続編に期待したいです。とりあえずはコミケやコミティアで出すみたいですね(笑)また単行本化してくれるといいのですが…

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