アルテ 5巻

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新天地ヴェネツィアでの生活が始まったアルテ。ファリエル家の肖像画家として、そして依頼人のユーリの姪であるカタリーナの家庭教師として。フィレンツェとは違う活気が満ちたヴェネツィアに興味が尽きないアルテですがこれまでも幾人の家庭教師が辞めていったカタリーナの家庭教師は悪戦苦闘の日々でした。ただのワガママ令嬢ではなく何かを内に秘め、両親にすら本心を見せないカタリーナにアルテは何とか心を開いてもらおうとしますが…

ユーリにしっかりとヴェネツィア式の作法や知識を家に入る前に叩き込まれたのでまずはカタリーナの両親からは信頼を得られました。ただ、カタリーナは挨拶もそこそこに授業を始めようとするといきなり昼寝を始めてしまいます。あまりの事にあっけにとられるアルテ、後に彼女の作法は完璧で人前ではできないフリをしていることがわかります。ただのワガママなお嬢様というわけではなくて自分の信念の元にそうしているようですが…。そしてカタリーナのもう一つの顔も明らかになります。

最初は戸惑っていたアルテも場所は違っても女だからと差別されるのは変わらないことに気づいてこれまでのように自分らしく立ちふさがる壁にぶつかっていきます。結局アルテとカタリーナは似た者同士なのかもしれませんね。ユーリもカタリーナのもう一つの顔を知っていたからこと女だてらに画家をしているアルテに白羽の矢を立てたんでしょうか。それにしても秘密を知っていたなら最初から教えてあげればいいのにそれでは面白くないと黙っていたユーリも中々いい性格のようです。

アルテには心を開いたカタリーナですがユーリに彼女が家では心を閉ざしている理由を聞くとアルテが最後まで仕事を全うすると約束するなら話すという条件を付けてきます。アルテの仕事はカタリーナが幸せになることでそれに全力を尽くすと話を聞くことになって6巻へと続きます。

次はカタリーナの過去の話になりそうですね。最初に登場した時は生意気なお嬢様という感じですがユーリの家に遊びに行った時には使用人にも分け隔てなく接して喜怒哀楽が可愛い女の子の姿を見せました。貴族の生き方に嫌気がさしている感じですがその辺の理由がユーリの話から語られそうです。貧乏貴族だったアルテとは立場も違うので彼女のように既成概念と真っ向から戦うというのは年齢的にもまだ難しいかもしれませんがアルテとの邂逅がカタリーナにいい影響を与えられるといいですね。

画家の話ではありますが当時の料理や食料事情も描写されていて面白いですね。当時は貴重だった砂糖を貴族はよく食べていたので虫歯も多いとか。贅を尽くした食べ物ばかり食べているので現代的には不健康ですが恰幅の良さも貴族の証みたいな部分もあったんでしょうね。

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