WILD PITCH!!! 2巻

51m6K6DEdyL.jpg

最後の夏の甲子園予選では惜しくも決勝で敗れたもののドラフト1位候補を完璧に抑え込んだことで鮮烈な印象を残した城戸拓馬。プロのスカウトにも目をかけられていてドラフトへの期待が本人や周りを騒がせますがドラフトで指名されたのは控え投手の正人で…夢のプロ野球選手への道が一転して暗闇に…野球を捨てる事はできない拓が選んだ道は!?

拓がねじふせたドラフト1位の猪俣のように誰が見てもプロで活躍すると思われる選手ならその他の事は些細な事かもしれませんが下位指名となるとプロ向きであるか、野球に対する姿勢や態度なども選ぶ基準となるようです。ドラフト後に拓の下へ訪れたスカウトの佐井さんは拓も正人もダイヤの原石であることには変わりはないものの今回は正人を選び、拓は他のスカウトから正人の目を逸らせるためのおとりだったことを打ち明けます。

おとりとは言ってもレベルが低い選手では意味がなく、ある程度本物の選手ではないと成り立ちません。その点で拓と正人はほぼ同じ位置にいたとは思いますが佐井さんが言ったようにプロになった時の将来性という点で現時点では正人を選んだということでした。スカウトも選手を見つければ終わりというわけではなくてその選手が活躍してくれなければ困るわけですから選手の性格なども把握する必要があるようですね。拓を裏切る形(明確な約束はしてませんが)になってしまった佐井さんですが拓が他の球団からも選ばれなかった事を嬉しく思っていると陽に伝えます。ここで腐らずに野球を続けて指名にかけられるような選手になると信じて…

そして2年後、拓は独立リーグの選手として汗を流します。華やかなプロの世界とは違い、シーズン中でも地域のイベントに協力したりと野球だけやっていればいいというわけではありませんが野球を仕事にできて充実はしてます。それでも一年前の拓はここに骨を埋めるつもりはないとイベントへの参加を拒否してガムシャラに野球に取り組みます。そんな拓のボールは独立リーグの選手にすら通用しませんでした。藁にもすがる思いでチームのエース・加山さんに教えを請い、今は加山さんと共に2枚看板として成長します。そんな時、拓の高校時代を知る敵チームのバッターが現れて…というところで3巻へと続きます。

加山さんは拓がピッチングの初歩的な事も知らない事に呆れつつもそれでここまで投げていた事に才能の片鱗を感じさせます。何も考えず無理に勝負にいっては打たれていたピッチングからかわすピッチングを覚えて勝ち星を増やす一方で元プロ選手だった布施はこのレベルで横綱相撲を取れないようじゃ話にならないと加山さんの指導を受ける拓へ忠告します。果たしてどっちの道がプロへの近道となるのでしょうか。その答えは本誌連載の方で明らかになりそうです。

ラストイニングは監督が主人公のため試合はテンポよく進んでいたと思いますが今作も試合自体がメインではなく、選手の人間模様や日常なども多く描かれます。拓も高校生の頃に比べるとだいぶ成長しましたよね(笑)いうほどオレ様エースという感じではなかったと思いますが今ではちょっと嫌な感じな布施に対しても上を目指すために必要なものを素直に取り入れようとアドバイスを聞いたりします。さすがに加山さんへの悪口は聞き流せなかったようですけど。人間としても成長している拓の今後の活躍も楽しみです。


にほんブログ村 漫画ブログ 漫画感想へ  
にほんブログ村


WILD PITCH!!! 2 (ビッグコミックス)
中原 裕
小学館 (2016-07-29)
売り上げランキング: 1,212
関連記事
スポンサーサイト

0 Comments

Post a comment