漫専魔王少女エナ様 3巻（完）

世界を征する究極魔法のような漫画を描こうとするエナ様と健斗。人気漫画を研究したり、健斗のアドバイスで何となく方向が見えてきましたが…同居している勇者サンにエナ様の正体がバレてしまって…！？そして2人は原稿を描き上げてついに出版社に持ち込みへ行くことに！魔王と漫画家を目指す少年の漫画道ラブコメディー、完結巻！

専門学校の面々はあまり出番がなく終わってしまいましたね。健斗の事を気にしている北条さんとかエナ様のライバルになりそうなキャラもいたのですがそうしたシチュエーションが出ることなく終わってちょっと残念です。北条さんがバイトしている本屋さんに行った時にデートと言われて赤面するエナ様が可愛かったですけど。

普段着とかを着るエナ様も見たかったのですがラストに健斗を迎えに来る時だけでした。魔王の服も可愛いんですけどね。

エナ様の正体に気づいたサンは勇者として魔王を成敗しようとしますがサンが感動した漫画はエナ様が描いた事を健斗から知らされます。生まれた時から魔王と勇者という名の下に生まれてそういうものだと聞かされ育った2人は個人的な恨みがあるわけではないので休戦となります。もうサンはすっかりエナ姉様のアシスタントみたいになってます（笑）ラストでは姿を見せなかったもののあとがきでメシスタント的な感じに成長しているサンがいます。

前作のみゆちゃんは小学生がエロ本を売るという現実的になくはない…？という絶妙なバランスのキャラでしたが今回は異世界から来た魔王なのである意味何でもありになってしまってかえって扱いが難しくなってしまった気がします。漫画だけでなく他にも人間界で色々と経験する様子なんかも見たかったですけどね～また新作を待ってます！