ヴィンランド・サガ 18巻

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トルフィンの償いを見届けるためにひとまずトルフィンの命を預かったヒルド。再び資金調達の旅を再開するトルフィン一行の船へ監視も兼ねて同乗します。見習い商人として市で取引をするトルフィンですがそこへトルケル団の部下と出くわし、叔父でもあるトルケルとも再会することになりますがそこでヨーム戦士団の跡目争いにも巻き込まれます。平和を望むトルフィンに新たな戦乱が降りかかる18巻!
クヌート配下になってからあまり目立っていなかったトルケルがまた暴れだしました(笑)戦争がないところでも燻っている火種を煽って戦争を起こすので今のトルフィンとすればまったく対局の位置にいる人物ですがキャラとしては面白いんですよね。何気に副官のアスゲートも健在だったのはちょっと嬉しいです。自由奔放なトルケルに苦労しながらも周りのフォローをしたりと目立ちませんが優秀なキャラです。

トルフィンはヨーム戦士団2代目団長の孫ということでトルケルに空位となった団長席を勧められますが当然断ります。その座を自分の孫へ継がせたいフローキーは血筋としては一番その座に近いトルフィンの暗殺を企てますがさらにライバル側であるヴァグン側からも迎えが来て…という感じで続きます。

平和の国を作ろうと歩き出しているトルフィンですがこれまで行ってきた過去が未だに足に絡みついてきます。トルフィンの場合は戦士としての家系の血筋が望まずとも権力争いの元となってしまうようです。クヌートのような王族とは違いますが戦うことを宿命づけられていてそれを振り払うのは容易ではありません。そういう意味では生殺与奪を握られているとはいえ弩の名手であるヒルドが同乗していることは心強いという面もありますね。彼女はトルフィンが死にそうになったらその前に自分の弩で射貫くために彼と行動を共にしますが借りの分は手助けしてくれたりと決して悪い人ではありません。

グズリーズは何かと自分ひとりで抱え込もうとするトルフィンに怒りを覚えますがトルフィンの役に立ちたいのかというエイナルの指摘に顔を赤らめます。少しずつトルフィンに魅かれている感じがいいですね。ギョロは強い者にひたすら媚びたりと小物感がどんどん出てきましたが変わり者だらけの一行の中で一般の人間として一番共感できる人物かもしれません(笑)

新章に入ったとはいえヴィンランドへ向かうために回り道でもギリシアへ行って資金を調達…のはずが厄介ごとに巻き込まれてまだまだ先は長そうです。この跡目争いをトルフィンはどう決着づけるんでしょうか。クヌートの時のように話して分かるような連中ではなさそうですけど…フローキーは父であるトールズの仇でもありますから何とか天誅が下したいですが連載初期から登場していながら生き残っていますし生存能力も高いんでしょうね。トルフィン自体は仇討ちを望みそうにありませんし。あとは奴隷へと身をやつしたシグやん達の処遇がどうなるかも気になります(笑)


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