瑠璃宮夢幻古物店 5巻

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奇妙な力を持つ道具ばかりが置いてある瑠璃宮古物店。その道具の不思議な力に引き寄せられるようにお客がやってきます。夢の中で会いたい人が訪ねてきてくれるドアノブ、未来を読むことができる虫眼鏡、人の気持ちを繋げるホッチキス、服従させることのできる首輪…その力が使用者の使い方次第で運命を良い方へも悪い方へも変えていきます。店主の真央は注意を促しはしますがその使用方法は購入者に委ねて干渉しません。一方、家族との再出発を考えて実家に戻った要にも転機が訪れて…真央と四方の間に起きた過去の事件も明かされる第5巻!
効力だけ見ると良い物ばかりですがやはり道具の使い方次第で悪にもなってしまうことが往々にしてあります。ドアノブの回は死者が訪ねてくることにもなるので怖い話にもなりますがおっとりとして悪意のない奥さんの言葉に旦那さんも救われてますよね。

一方でゾッとしたのは虫眼鏡の話で未来が読めるのを子供たちが偶然知って利用するという流れはある意味定番だと思いますがラストでプレゼントする予定だったおばあちゃん達もその効力を分かった上で使っています。この未来は自分が避ける代わりに誰かがそれ以上の災難に遭遇してしまうために子供達は段々と怖くなって今を大切にしようと改心します。一方老人たちは残り少ない人生をしたたかに生きなきゃと使用をためらいません。本当にラストだけの登場なので実際にどう使ったのかはわかりませんが自分たちに降りかかる災難を避けるためなら他人に降りかかっても構わないというニュアンスに感じてそれをにこやかに話しているのにちょっとゾッとしましたね。

ホッチキスも気持ちを繋げるというのはいい事かもしれませんが1人の恣意的な行動で繋げられると綻びも出てきます。以前登場した縁を切る鋏を持った中学生の学校でホッチキスを持った少女が現れたのが幸いでしたね。

そういえば要は高校を卒業していたと思ったら休学中だったんですね。家事をしている中で下校中の同世代の子達を見て羨ましいと思いますが父親は復学を許してくれません。さらに父親は偶然手に入れた噂を広めるオカリナで要が孝行娘ということを街中に広めて家から出にくくしてしまいます。その力に気づいた要は父親を説得しようとしますが…以前ゆかりが弟に渡した勇気が出る茶碗が役に立ちました。ラストで要は真央の家を訪ねてましたがオカリナを預けに行っただけなんですかね。一度復学して卒業してからという形になるんでしょうか。また助手として一緒に働いてくれるといいんですけど。

そして四方の助手をしていた頃の真央の話も描かれます。走っている車や風景などを見ると昭和な感じがしますが真央の姿は今と変わりないですね。今も感情をほとんど出しませんが昔は感情の出し方自体が分からなかったようで四方のセリフもあって真央の出生も気になります。人の情念を道具に込めていつまでも愛される道具を作ろうとする四方の考えとは相容れない真央はそこで決別します。以前ゆかりが四方が生きているみたいなことを言ってましたが年齢的に自らも道具となって存在するとかそういう展開な気がしますね。四方との過去は明らかになりましたが今後はどう関わってくるか楽しみです。

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