アルテ 6巻 

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カタリーナにユーリの家での晩餐に招待されたアルテ。そこではカタリーナの家では見せない豊かな感情を見せて料理を作る彼女の姿がありました。カタリーナが両親には自分を偽り、心を閉ざす理由をユーリから聞いたアルテは今のままではどこへも進めないと思います。彼女の幸せのためにアルテが取った選択は…カタリーナの哀しい過去が明かされる第6巻!

今回はカタリーナが出産後に養育地に送られて過ごした過去を中心に描かれます。養育地に送られること自体は産後の母乳がよくないという事が信じられていたために乳母と共に過ごすというのがお金持ちの慣例となっていたため珍しい事ではなかったようです。しかし、跡取りの男子が欲しがる家長がカタリーナに興味を示さずに通常なら2~3年で帰ってくる所を6歳まで放置していたという過去がありました。

顔も分からない母親への寂しさもありましたが乳母であるボーナがカタリーナを献身的に支えていたためにいつしかカタリーナはボーナとその息子のジモを家族のように感じるようになります。しかし、そこで悲しい出来事が…その結果親元へ帰ることになったカタリーナですがまったく覚えていないソフィアの母親としての言葉や行動もボーナとはまったく違うことに嫌悪します。それでも娘のフリをしなくてはと心を閉ざして冷たい目で笑顔を浮かべます。

貴族の娘であることに目を背けて、両親に自分を偽っているカタリーナにアルテはこのまま中途半端なまま過ごしては前にも進めずに幸せになれないと感じます。そのために過去と向き合い、そこからどうするか自分で決めようとカタリーナに提案します。

カタリーナが勇気を出して一歩前へ踏み出したのと同時に母のソフィアも本当のカタリーナの母親とあろうとします。夫のマルコの言いなりでカタリーナと正面から向き合っていないことをアルテに指摘され、これまで夫の言いなりとなっていましたがカタリーナの前で初めて自分の意志を夫に伝えます。そして母親としてどうしたらいいかカタリーナに聞くとソフィアに強く抱きしめて欲しいと彼女はお願いするのでした。初めて母と娘の関係になれた瞬間でしたね。家長であるマルコに反論したアルテの解雇の危機も去って次巻へ続きます。

乳母のボーナは性格的にはアルテに似ていて快活な女性でした。アルテもこの時代では結婚適齢期をとうに過ぎていて過去の話で登場したボーナと今のアルテは同じくらいのようでカタリーナもアルテにボーナと同じような雰囲気を感じたかもしれませんね。アルテはどちらかというと姉という感じですけど。

特別篇ではフィレンツェのレオのとある一日が描かれます。アルテが旅立った後も変わらない毎日のように見えて街中がアルテに少しずつ影響されたことが実感できるエピソードでした。それはレオも例外ではありませんでしたね。まだヴェネツィア編は続きそうですがたまにはレオや他の面々の話も今後描かれてほしいです。


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