ヤマトタケル 4巻

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邪馬台をも併合したヤマト国。さらに野心に燃える大王オシロワケの命により東国征伐を命じられたヤマトタケルことオウス。途中に立ち寄った伊勢の倭姫からは神宝・天叢雲剣を授かります。ひとたび危機が訪れれば鞘鳴りがすると言われる神剣を得たオウスに東国で待ちうけている運命とは!?神話の英雄ヤマトタケルを等身大で描く日本古代物語、第4巻!

3巻からしばらく間が空いての4巻発売となりました。その理由は「THE ORIGIN」のアニメを観ている人にはお察しですね(笑)ヤマトタケルはWEB連載ということなのである程度融通が利くらしいので割を食ってしまった形となります。他にも「天の血脈」の連載も抱えてましたしね。天の血脈もかなり強引に終わらせた感じでしたが…

ヤマトタケルの話というと序盤の女装してクマソを討つのと今回描かれる野火の計略を天叢雲剣によって薙ぎ払われて危機を脱するというのが有名です。そのことから草薙の剣と言われるようになるんですよね。神話の中では雄大に語られる物語ですが実際にはどんなものだったのか、安彦先生が幼少時に山焼きのために草刈りをした経験も踏まえてそのシーンが描かれます。倭姫から剣を授かった時に聞いた通り鞘鳴りがしたためオウスは剣を引き抜きますがその時に雷が落ちたような描写があったので雨が降って火を消すとかですかね。現実的には現代の鎌ほど切れ味もない銅剣で広大な草原を刈るというのは難しそうですし。

オオウスの件もあって父との確執を疑うオウスは今回の東征に初めは気乗りしてませんでしたが途中で倭姫の所へ寄った際に再び登場した弟橘姫のおかげで心を洗われます。男勝りな性格だった弟橘姫もオウスに魅かれてすっかりしおらしくなった…とはいえず、兵隊に紛れてついてきたりと活発な部分は変わりません(笑)一方でオウスの盟友、稲健命は妹の小止女をオウスと結婚させて王族との繋がりを強くしようとします。小止女はオオウスの件もあって無暗に王族と近くなるのは危険だと反対してましたがオウスは利発な小止女を気に入り、今回の東征が終わり次第妻に迎える事を約束します。弟橘姫と小止女はオウスを巡って女の戦いが始まりそうな感じですね。そして安彦先生の作品から妹萌え~という言葉が出るとは思いませんでした(笑)

安彦先生はナムジ、神武の古代史シリーズ同様に5巻(完全版は4巻)で収めるつもりのようなので次が最終巻となりそうです。まだ東征も始まったばかりなのですがラストは結構巻いていくのでしょうか。王位継承権を狙う稚足彦は東征に同行する宿禰にオウスを亡き者にすることを遠回しに言いますが宿禰がどういう行動を取るかも注目ですね。ヤマトタケルの最期は古事記・日本書紀に伝えられていることですが神話上の人物ではなく、等身大の人間としてのヤマトタケルがどういう描かれ方で終わるのか…また期間は空いてしまいそうですが気長に待ちたいと思います。

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