「ヴェネツィアか、フィレンツェか―揺れ動くアルテが下した決断は…」 アルテ 7巻

71PMgHLR9vL.jpg

家族に対して心を閉ざしていたカタリーナの心を開き、カタリーナの母・ソフィアとの絆も取り戻すことができたアルテ。本来の仕事である肖像画の作業に専念するようになったアルテは工房の徒弟からの何気ない一言が心に刺さり再び画家としての自分と向き合う事に。そんな折、ユーリからはヴェネツィアに残らないかと誘われて…ヴェネツィアかフィレンツェか、改めて画家としてどう生きるか向き合うアルテが下した決断は!?


これまでアルテは女だから、貴族だからと画家をしていることに反発を受けても真っ直ぐ立ち向かっていきましたが今回は逆に女性で貴族出身だから今の仕事についていることが羨ましいと見学していた工房の徒弟の何気ない一言がアルテを悩ませます。がむしゃらに仕事に打ち込み、努力する事で不安を打ち消そうとしますが…そんな時、ユーリからはこのままヴェネツィアに残らないかと誘われますが徒弟から言われた言葉が頭に残って返答は待ってもらいます。食事や体を洗うのも忘れてしまうほど仕事に没頭するアルテですがさすがにダフネに指摘されます。一応貴重なお風呂シーンということになるんですかね(笑)

そんなアルテを心配したカタリーナはユーリの家での晩餐会に招待して休養させようとしますがそこでアルテは過労で倒れてしまいます。結局頑張り過ぎてしまったアルテですがカタリーナのおかげで画家としての自分と改めて向き合い、自分の弱みと強みも改めて認識できました。肖像画の仕事も終わり、ユーリへの返答の時が来ますがそこでアルテは今回のように偶然ではなく、自分の手でもっと大きい仕事を掴むためにフィレンツェへ帰る選択をするのでした。

メインはアルテの話ですが前半は使用人のダフネの過去も描かれます。アルテが家庭教師をいつまでもつかという使用人たちの賭けでアルテに賭けて大勝ちしたダフネはその大金をあることに使います。必要以上に他人と馴れ合わないダフネの意外な過去とは…。冷たい感じを受けるダフネですがアルテと出会ってからは時折笑顔を見せたり、カタリーナが懐いたりと物腰も柔らかくなりましたね。そのダフネの話の中ではユーリとカタリーナの意外な事実もサラッと判明します(笑)そういえばソフィアさんも主人も髪は黒なのにカタリーナは金髪ですよね。いくら姪とはいえユーリのカタリーナに対する想いは異常なほど強いと思えましたがこれで納得です。

アルテは画家としての自分と向き合って、ユーリからの申し出を断りフィレンツェへ帰る選択をしましたが今回でヴェネツィア編は終わりでしょうか。あとがきでもはっきりとは言ってなかったのですが…一応肖像画の仕事も終わったので次巻はお別れを描きつつ、フィレンツェに帰っていく感じですかね。久しぶりにレオさんとの再会となりそうです。相変わらずの無表情ではありますがアルテの事を気にしていた素振りもありましたし、再会した時にどんな表情を見せるか楽しみです。カタリーナやユーリもアルテの良き理解者ですし今後もお付き合いが続くといいですね。


にほんブログ村 漫画ブログ 漫画感想へ にほんブログ村 漫画ブログ おすすめ漫画へ 


アルテ 7 (ゼノンコミックス)
大久保圭
徳間書店 (2017-07-20)
売り上げランキング: 225
アルテ 6 (ゼノンコミックス)
大久保圭
徳間書店 (2017-01-20)
売り上げランキング: 13,336

関連記事
スポンサーサイト

0 Comments

Post a comment