「私も別に笑っててよかったよね」 GROUNDLESS ―兵士は笑ってはいけないのか― 7巻

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カゲリザカでの戦闘を終え、ダシアに帰還した自警団の面々。短い休息を経て、南部平定のために島軍と共に再び戦地へ赴くことに。反乱軍の拠点へ至る唯一の陸路・フタツダイラー峠…恋人、肉親を殺された復讐心が敵、そして味方からもソフィアを狙う!新しい戦局は混迷を極める第7巻!


解放市民軍と軍の離反者に頭を悩ませる首都のお偉方ですが同時にカゲリザカでも見せたダシア自警団の軍事力にも警戒の目を光らせます。反乱軍の拠点となっているクギヌキ半島を制圧するためにダシア自警団に協力要請をする島軍ですその裏ではなるべく困難な任務につかせて自警団を消耗させようと画策するのでした。その中には弟をソフィアに狙撃された戦車兵のレジーナの姿もあり、復讐心も利用しようとする島軍の思惑も見え隠れします。

フタツダイラー峠攻略がメインですがその中にはソフィアに恋人を殺され、手に入れた狙撃銃で仇討ちに執念を燃やす解放市民のマリアがいました。味方は壊滅したにも関わらずソフィアを討つ最後のチャンスだとマリアのスコープは幾度となくソフィアを捉えるのですが…その弾丸がソフィアに当たる事は最後までありませんでした。どうしても命を奪うことができなかったマリアがソフィアに死に際に残した言葉が最愛の夫の復讐と愛する娘を取り戻すため、そして今は仲間のために躊躇なく引き金を引くソフィアの心をえぐります。

フタツダイラーを攻略したものの、反乱軍はこのタイミングで南部半島独立を宣言して次巻へと続きます。ちなみに南部平定に選抜された隊員は穀倉地組が中心でその功績で少し昇進しています。シュバーハンは指揮官となったアーネストの副官となり、今回は騎兵としても戦場を動き回る大活躍でした。ユズハとモンドの関係を知ってか知らずか複雑な表情を見せる場面もありましたが…作中でもエースと呼ばれるくらい優秀な兵士なんですけどね。殺人狂のルッツェンはひとまずダシアで本格的に訓練をしている様子がメルシアと共にカバー裏に描かれていました。おまけ漫画の4コマでは相変わらず腹ペコなソフィアなど全体的にほのぼのしているのですが…

モンドとユズハは何となく男女の関係を匂わせていましたが少なくともユズハはモンドの事が好きなようです。男女の関係とまではわかりませんがユズハがソフィアに冷たく当たるのは狙撃手としての戦果だけではなさそうです。ユズハはそれでも同じ自警団なので命を取ろうとまではしないと思いますが島軍は協力要請をしておきながらダシア自警団にさりげなく危険な任務を当てて消耗させようとします。前線の隊長は味方に損害も出ているのであからさまな事はしませんが戦車隊のレジーナは今後もトラブルメーカーとなってきそうです。

今やダシアの軍事力の要はソフィアの狙撃班が主力となっていますがそのソフィアの精神はかなり消耗しています。心の支えとなってくれそうなモンドとの仲が接近しそうな所でユズハとの関係を知ってしまいましたし、次の舞台は砂漠ということなのでさらに精神が疲弊しそうなシチュエーションとなりそうですね。あとがきでは次巻が出せたらと弱気な部分がありましたがこのくらいのペースで全然問題ないので焦らずに頑張って欲しいです。

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