少年ラケット 1巻




男手一つで育ててくれた父親を火災で失くし、自身も記憶を失った少年・イチロー。親戚に引き取られて過去の記憶を失ったものの普通の中学生生活に慣れ始めます。そんな時、イチローの学校に常に全国トップに君臨する卓球の王者・紫王館が練習試合にやってきます。そこで1年生のホープ、如月ヨルゲンは野球部にいたイチローと出会い驚愕します。彼こそは当時小学生のうちから頭角を現していたヨルゲンを大会で破り、再戦を誓ったライバルだったのでした。この出会いが2人の止まっていた時間を再び動かすのでした。

主人公がいきなり父親と自分の記憶を失う重い展開ですが何の取り柄もないと思っていたイチローが実は天才卓球少年だったということで自信を取り戻していきます。体はプレーを覚えていたようですが2年前までにどれだけの練習をしていたかはまだ謎ですね。父親の記憶もないようですがイチローと名付けたのは有名な卓球選手から取ったこともヨルゲンから明かされたので父親からの英才教育もあったかもしれませんね。男手一つというのも母親が亡くなったのか、卓球にのめり込む夫に耐えられず離婚したのかその辺の過去も今後明らかになっていきそうです。

ヨルゲンはエリート街道を歩んできますがイチローに敗れて再戦の誓いにもらったストラップがいつまでもちらつきます。彼を倒さないと自分が一番になれないと思っているとはいえイチローのために親身になってくれたりと良きライバルですね。彼が今後どういう立ち位置になるかも楽しみです(笑)

そんな彼をも超える選手が実はイチローの学校にいたりもします。同じクラスの女の子、宮原さんの兄で日本代表にも勝ったことがあるという博治はヨルゲンとの対戦を見た後にイチローとゲームをしますがイチローの実力をただのお遊びだと言い放ちます。その真意とは…という感じで続きます。

ヨル君の学校がBクラスの選手中心とはいえ練習試合に来るという事はイチローの学校もそこそこの強豪ということですかね。宮原兄は個人戦にはあまり興味がなく試合はしなかったようですけど。実力はあるんですけどちょっと厨二というかポエマーな所がタマにキズですね(笑)ブランクがあるとはいえかつての動きを思い出したイチローに対してレギュラーにすらなれないというのは部の他のメンバーの実力もあってのことでしょうか。

卓球というと他の球技と比べるとどうしても地味というイメージが付いてしまいがちですが最近の世界大会なんかの活躍で認知度は上がってますかね。卓球は若い世代がどんどん突き上げてくる厳しい世界ですよね。愛ちゃんがまだ20代後半なのに20年選手という(笑)作者は卓球経験者ということなのでリアルな描写に期待できそうです。

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掛丸 翔
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