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GROUNDLESS－あなたが砂に埋もれぬように－　8巻　【熱砂舞う砂漠と開放軍の新兵器がソフィア達に襲いかかる！】

2018/11/28 21:56:00 | その他青年誌系コミック | コメント：0件

新国家ネセストリアの建国を宣言した開放軍に対して降伏を迫る島軍、それに組み込まれたソフィア達自警団も最前線へと従軍する。過酷な砂漠地帯に精神と体力を削られながら進軍していくが･･･一方、開放軍リーダーのリビンダは理想とは違う方向に進んでいく現状に苦悩し、命を賭して最後の演説に臨む！血しぶきと砂煙が舞う砂漠地帯の攻防が描かれる第8巻！

今回はソフィアが途中で過酷な砂漠の行軍に倒れ、終盤まで退場しています。最後にこの戦闘を終結させる決定的な一撃を放ちますが今回の主役はリビンダとアーネストですね。各回の冒頭ではリビンダとアーネストの過去が語られます。自分が描く理想とはかけ離れた形で進もうとしているハッシュ達を止めるためにリビンダは島軍に向けてもう一度演説をしようとしますが･･･そこへ赴く前の出来事が描かれた8巻ラストの数ページが悲しすぎますね。アーネストも統治論に感化されて開放運動に加わっていた事はチラッと語られていましたがシュバーハンとの意外な関係も分かって次巻で荒れそうな予感です。

戦闘では戦車の次に戦闘機、さらに対空砲が登場と戦場の規模も拡大していきます。精強と言われるダシアの自警団ももはや個々の能力で対応できるレベルではありません。それでもスナイパーは脅威ですが今回は敵側にそれを思い知らされます。前巻では味方に死者が出なかったことに安堵していたアーネストですがこの規模の戦いとなるとそうもいきませんでした。

リビンダの決死の演説と島軍の攻勢によって開放軍との戦いは新たな局面を迎えることになります。ゲリラ戦へと移行する開放軍に様々な思惑が絡まる島軍とダシア自警団は今後も苦しめられそうです。カバー裏では内勤に回っても頑張るメルシアの姿が描かれています。9巻予告でシュバーハンとメルシアの姿がありましたがまさか汚名返上の機会がやってくるのでしょうか。

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