WILD PITCH!!! 1巻



強気なピッチングと人を食ったようなカーブでノーマークながら決勝まで駒を進めたエース左腕の城戸拓馬。対する相手はドラフト1位候補を擁する大会大本命!プロのスカウトも見守る大一番で下剋上を起こせるか!ラストイニングの中原裕先生が贈る高校野球、その後を描いた物語。

前作のラストイニングのような作品であればノーマークの学校が下馬評を覆し、甲子園に出場して…というストーリーがメインになっていくように思えますが今回は試合自体は2話で終了し、拓馬たちの引退後がメインに描かれます。普通の野球部員であればつらい練習からも解放されて受験など進路を控えつつも最後の夏休みを満喫する…なんて選択肢もあると思いますが野球を続けていく選手はここがゴールではありません。負けたとはいえドラフト1位候補を完璧に抑え、審判のジャッジに負けた部分もあってプロのスカウトも興味を持ち始めます。元から拓馬に目をかけていた東京スパローズの佐井さんにはそれらしいことを言われたらしく浮かれる拓馬でしたが…

幼馴染のマネージャー、陽の野球にかける本気の想いを見た拓馬は緩んだ気持ちを引き締めて練習に取り組みます。そして運命のドラフト会議が始まる所で2巻へ続きます。普通に考えればここからプロへの階段を上がり、決勝のリベンジを目指すサクセスストーリーになっていくと思ったのですが本誌を読んでいってまさかの展開に驚きました。まぁ、拓馬が浮かれすぎていたこともありましたしチームメイトでもう1人のピッチャー直人にもしっかりとアドバイスを送る佐井さんの姿もあったので薄々とは感じてましたけど。

拓馬はサウスポーでMAX140kmのストレートと大きく曲がるカーブ、左投手ということを考えても特段秀でているピッチャーではありません。しかし、甲子園に出場して大暴れした怪物猪俣を予選で完璧に抑えたという結果がスカウト達の目に止まります。猪俣のような選手であれば何も言わなくてもプロになっていくでしょうがアマとプロの当落線上にいる選手たちは何がその明暗を分けるのか…というのが見どころとなってきます。

ラストイニングは野球漫画の中でも特に好きな作品で完結後の八潮たち新チームの活躍も見てみたいですね(笑)前作のような息の長い作品になるのを期待してます。そういえば登場人物が埼玉県の市からもじっていましたが今回も県予選は埼玉でしたね。



WILD PITCH!!! 1 (ビッグコミックス)
中原 裕
小学館 (2016-04-28)
売り上げランキング: 6,492

関連記事
スポンサーサイト

0 Comments

Post a comment