ミソニノミコト 1巻

大学受験を控えた瑞穂は高校から近いシズエおばあちゃんの家に居候しています。ある時、信心深いおばあちゃんが神棚に瑞穂の合格祈願をするとサバノミソニノミコトと名乗る神様が現れます。さっそく合格祈願をする瑞穂ですが彼女は鯖の味噌煮を美味しく作ることしかできないのでした。UFO、幽霊好きな友人達やおから、マイタケ、お稲荷さんの神様も登場して受験という現実が迫りながらも毎日楽しく、賑やかに過ごします。

ゆる～いほのぼの4コマですが神話や歴史について学べる…かもしれません（笑）神仏習合の話をうどん屋とカレー屋で例えたのは分かりやすいと思います。ミソニ曰く八百万の神がいる日本では神様の中でも格差社会のようでボロい神社とはいえ祀られている舞ちゃんには敵対心を露わにします。スーパーで一緒に働いていたおからの神、ウノハナちゃんとは仲良しなんですけどね。悪意はないけどたまに毒舌を吐いたりするウノハナちゃんが可愛いですね。友人のエミリの家に居候することになりますが可愛い洋服を着せてもらったりとミソニに代わりの服としてジャージを渡す瑞穂との女子力の違いも明らかに…

作中ではミソニ唯一の特技、鯖の味噌煮の味が食を司るウカノミタマも祀っていたシズエおばあちゃんに負けるという事件も…存在意義をなくして落ち込みますけど別に帰ったりはしないようですね。腐った鯖を出したり、勉強の邪魔をしたりと手のかかる神様ですが何だかんだと面倒見のいい瑞穂でした。

すでに3年の夏が終わって2学期が始まってますけどやはり受験が終わったら終了ということなんですかね。秋、冬も神事がいっぱいありそうですが追い込み時期の瑞穂にとってはそれどころではないような気がします（笑）ミソニは来年受かるとは限らんとか願いを叶えに来た神様とは思えない事を言ったりしてますけど。

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