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ヴィンランド・サガ　23巻　【グズリーズの本当の気持ちを知ったシグルド、ある決意を胸に父・ハーフダンと全面対決！？】

2019/11/23 08:59:00 | 講談社系コミック | コメント：0件

ヨーム戦士団の継承者問題はトルフィンが戦士団解散を命じて集結した。グズリーズを連れ戻すためにトルフィン達を追ってきたシグルドはグズリーズの気持ちを知り、その場を後にする。旅を通じて心境に変化が生じたシグルドは帰郷して父・ハーフダンに決意を伝えるが･･･

長かったヨーム継承戦争は終わって新章突入のようです。といっても表紙の通り、今回はシグやんが主役ですね（笑）表紙はサラッと見ていただけなので背後のすごい形相した人物は誰かと思っていたのですがハーフダンでした。グズリーズがトルフィンの事を好きだということを聞いてしまったシグルドは一緒に帰ると言ったグズリーズを突き放してそのまま帰郷します。

貧乏くじを引きがちなシグルドですが周りにいる友人達には恵まれていますよね。初登場時はシグルドと結婚するグズリーズに強く当たっていたハトちゃんもかなり印象が変わりました。シグルドの地位が目的だったわけではなくて、幼馴染だったんですね。シグルドの母親同様に夫を立てつつ、手綱を締める時は締めるいい奥さんになりそうです。

ミクラガルドへの旅を再開したトルフィン達は二年後に故郷へ帰ってきます。ここからまた長い旅が始まるかと思ったらその辺はバッサリと省略されていました。客観的にはシグルドの嫁を誘拐して、さらに自分の嫁にしてしまったのですからユルヴァが焦るのはもっともですね。1人空回りしているユルヴァが笑えました。

今回は新章が始まる前のワンクッションで次巻からついにヴィンランドを目指して出発するという感じでしょうか。トルフィンとグズリーズの結婚の宴で見せるヒルドの表情も気になります。トルフィンと一緒に旅をしたこの二年ですでに赦しているとなればいいんですけどね。

本編はいつもより少なめで2004年にイブニングで掲載された読み切りが収録されています。アニメ化に合わせて単行本を出すためという感じですかね。ヴィンランド・サガの連載が始まる前ということでどちらかというとまだプラネテスの面影の方が強い気がします。

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