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武蔵野線の姉妹 完全版 上下巻 【ゴスロリ服に身を包む美人姉妹、飛び交うのはネットスラング!?】
2020/05/10 21:31:33 |
WEBコミック |
コメント:2件



若くして資産家となり、毎日ネットとゲーム三昧でセレブニートを満喫する緑川蘭子(通称ラン)とそんな姉を世話する引きこもりがちな妹のひかる(通称パンドラ)。ある日、パンドラは姉のスネかじりから卒業すべく働きに出ることを決意するが・・・可愛い顔して飛び交うのは毒舌とネットスラング!残念社会派萌えコメディ、完全版として復刊!
「邪神ちゃんドロップキック」を連載中のユキヲ先生が描いていた美少女社会派?萌えコメディです。ユキヲ先生の作品は「まりかちゃん乙」から入ったのでその前に描かれていたこの作品は邪神ちゃんの連載も始まっていたこともあって読む機会を逸していました。完全版が発売されてちょうどよかったです。
物語はセレブニート生活を満喫するランがメイド喫茶に対して偏見を持っていたことにパンドラが怒り、秋葉原のメイド喫茶に連れて行くことから始まります。そこで常々姉に依存していることに疑問を感じていた妹のパンドラが同じ年頃の女の子たちが働いている姿を見て、社会人デビューとして秋葉原のメイド喫茶で働く決意をします。しかし、自分を差し置いてリア充への道を歩もうとするパンドラにランは不安と反感を覚えて・・・という感じで物語は進んでいきます。
邪神ちゃんのノリやテイストはこの作品が土台になっているのがよく分かりますね。邪神ちゃんほどデンジャラスではありませんが毒舌はかなり冴え渡っています(笑)ランはまんま邪神ちゃんという感じで態度がデカかったり時に卑屈になったりします。パンドラは見た目はメデューサっぽくて内気な子でしたが働き始めてからは毒舌キャラになっていきます。
他にもオタク向けに可愛さをアピールする名古屋出身の由良やメイド喫茶の店長の妻でありながら人妻メイドとして働くしずる、由良の弟で男の娘のるい、BL漫画家の竜崎先生など可愛いキャラたちが多数登場します。ユキヲ先生のキャラらしく性格に問題があったりすることが多いですが・・・(笑)
その中で最初はパン見せなどをしてお客の気を引いていた由良は主にランと犬猿の仲でしたが生い立ちが明らかになるにつれて普通にいい子になっていきましたね。しずるさんも無意識なのかわざとなのかたまに毒舌を吐きますが基本は天使キャラです。
メイド喫茶の店長や店員となる藤堂などイケメンキャラも登場しますが店長はしずると結婚してるし藤堂は作中で男の娘のるいの事が気になってしまうのでそういう恋愛要素はありませんね。藤堂とるいの話はもう少し見たかったですけど(笑)
ネットスラングやアキバ文化的なネタは多かったので連載当時はまだ馴染みない部分が多かったかもしれませんが今見ると普通にサッと理解できてしまうものも多いですね。そういう意味では少し早すぎた作品だったかもしれません。邪神ちゃんほど無茶苦茶な展開はないですがこれはこれで楽しめると思います。
それでも最終回はかなり強引でしたが描き下ろしにはもう一つの最終回も・・・邪神ちゃんとのコラボ漫画もあり、邪神ちゃんから入った人も多いと思うのでその原点とも言えるこの作品も読んでみるといいのではないでしょうか。



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コメント
Re: タイトルなし
2021/01/22(金) 22:12:35 | URL | KON #-
登場するキャラはウザキャラばかりなのに可愛い所もあったりして憎めないんですよね。
色々な部分が邪神ちゃんに受け継がれていてやっぱり連載時は時代が少し早すぎたように思えます(笑)
色々な部分が邪神ちゃんに受け継がれていてやっぱり連載時は時代が少し早すぎたように思えます(笑)
2021/01/21(木) 23:16:11 | URL | 名無しさん #-
セレブニート女(実は有能で優しい)の自虐、そこからあふれ出る生き生きとしたセリフの数々。オタクネタがちりばめられて連載当時の記憶も蘇る。メタネタこそこの作者の持ち味。作り物のなかに真実を注ぎ込める者のみが可能な俯瞰精神。女性ネタ、吹き出し外のセリフの馴染み方、まさか女性作家?A川弘とかK井諒子とかのノリが好きな人には合うでしょうね。
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