あとかたの街 1巻




「凍りの掌 シベリア抑留記」で父親の体験談を元に漫画にしたおざわゆき先生が今度は母親の少女時代の体験を元に敵兵と相対する最前線ではないもう一つの戦争を描きます。

掲載誌が女性誌なので気づかなかったのですが作者名で思い当たってとりあえず1巻だけ買いました。4巻が今月出るので3巻までは少しずつ集めようと思って後日探しに行ったらすでに棚になく…あの時買っておけばよかった。ということで残りはネットで注文しちゃいました。

空襲というと東京大空襲が思い浮かびますが名古屋も東京、大阪に並んで米軍にとっては重要攻撃目標だったようです。ただ、1巻ではラストにB-29が飛んでくる所で続きます。昭和19年、終戦間近ではありますが主人公のあいはそんな事を知る由もありません。父親は消防団で子供はみんな女子ということで戦地へ行った身内もいないため戦争をしているということを何となくはわかっているものの興味があるのはかっこいい女性車掌や今日の献立…自分が戦争に参加している気持ちは少しもありません。しかし、1巻ラストに現れるB-29で否が応でも実感せざるを得なくなりそうです。

まだ戦時中ではあっても本土空襲が始まる前なのでお国のために!という同調圧力などギスギスした雰囲気などはあっても戦争の悲惨さはまだそこまでありません。東京の空襲ほどではないと思いますが名古屋での空襲も大量の死者が出たと思われます。降り注がれる焼夷弾は兵士ではなくこれまで普通に日常を過ごしてきた人と街の上に…「凍りの掌」でも書きましたが優しい絵柄が悲惨さを和らげてはくれるでしょうが突然現実のものとなった戦争はあいの瞳には何が映るのでしょうか。

4巻は7月27日に発売です!
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