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のんびりヌルントゥルン 上下巻 【地元の人たちとの触れ合いから見つめる沖縄の今と昔】
2020/06/03 20:00:00 |
その他単行本 |
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師匠とグラビア撮影のために沖縄へやってきた新米カメラマンの大山。浜辺で撮影中に物憂げに海を眺める老婆と出会う。昔の海を懐かしむおばぁを見て何かを感じた大山、それを見た師匠は大山に沖縄に残るよう命令して・・・地元の人との触れ合いで垣間見える沖縄の今と昔、せわしない毎日にのんびりと寄り添う沖縄の物語。
「とろける鉄工所」などの野村宗弘先生がアプリ雑誌「月刊漫画ジヘン」に連載されていた沖縄を舞台にした物語です。海辺で出会ったおばぁの話に興味を持った大山がおばぁの息子(といっても70歳)がやっている居酒屋に住み込みで働きながら地元の人たちと交流していき、現在の沖縄や戦後間もない沖縄などの思い出を聞いて今まで知らなかった沖縄を見つけていきます。
現在も米軍の基地があってたびたびニュースにもなりますが沖縄に住む人たちにとってはそれがもはや日常の一部となっているんですよね。沖縄が日本に返還される前は普通にアメリカの通貨で買い物し、道路も右側通行だったのが返還後に日本のものに変わった話などは知識としては知っていますが当時を知る人たちからすれば大変なことだったようです。内地へ行くにもパスポートが必要だったというのも有名ですし・・・
そんな激動の時代を過ごしてきたおばぁや地元の人たちは戦争やその後のアメリカ統治、日本に返還などどうしようもない流れに巻き込まれながらもその話ぶりはなんくるないさぁ~の精神でどこか達観しています。
現在でも沖縄独自の風習や風土は色濃く残っていて同じ日本でも文化の違いを感じますね。沖縄へは一度修学旅行で行ったぐらいですし、当時はそんなことはまったく考えずに足を踏み入れていたので今思うと非常に勿体なかったように思います。
作品タイトルのヌルントゥルンは「まったりのんびり」という意味の方言とのことですがその名の通り沖縄ののんびりした雰囲気を感じつつ、時にじんわりと沁みる作品でした。最近はアプリで読める漫画が多いのですが紙の本派なので単行本になって初めて存在を知るということが多いです。2巻のカバー裏にはそのアプリ雑誌がなくなってしまうという悲しい裏話も載っていましたが・・・ただ、当初は単行本が電子版のみだったのが雑誌がなくなったことで急遽紙の単行本化もされたという経緯もあったようです。個人的には紙の単行本が出てよかったのですが雑誌がなくなるという経緯を聞くと複雑ですね。



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