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とけだせ！みぞれちゃん　6巻（完）　【人間になる薬の争奪戦勃発！？そしてついに夏休みも終わりを迎え･･･】

2020/06/06 09:00:00 | 集英社系コミック | コメント：0件

人間に化ける薬でみぞれに会いに来たメル子、外に出てもみぞれが溶けないようにその薬をあげようとするがそれを聞いていた吸血鬼のリンと河童のナガルが欲しがって争奪戦に！？真夏の風船割り勝負の行方は･･･そして、新学期を迎える都会へ戻るひまり、みぞれも遊びに行くが･･･雪女が全力で夏をエンジョイするサマーコメディ、完結！

まずは前巻の続きでダイアナの家に招待されたやくもを助け出すためにリンたちが屋敷に乗り込みます。送迎付きで普通にもてなされていますけど（笑）そこでリンに一騎討ちを申し出るダイアナ、やくもの身を案じるリンでしたがやくもは自分を招待したダイアナの思惑をリンにサラッとバラすのでした。1人だけ日光に弱いというコンプレックスを抱えるリンと一緒に遊びたいけど素直に言えないダイアナの不器用姉妹のお話でした。やくもと一緒に研究していたゾンビっ娘？も気になりましたがあまり出番がなくて残念でしたね～

相変わらず妄想激しいメル子は自分の薬を飲めば外に出ても溶けないのではと薬をあげようとします。溶けることをまったく気にしていないみぞれですがリンやナガルも参戦していつの間にかメル子の争奪戦のようになってしまいます。ナガルはすっかりぽっちゃり体型となってますがこれはこれで可愛いです。すぐ干からびてしまいますしね（笑）

そして、夏休みが終わってひまりは実家に帰ってしまいます。遅れてみぞれもクール宅急便で遊びに来ますけど。しばらく都会で過ごすみぞれでしたが前のように冷やしても元に戻らなくなってしまって･･･と最終回はいつもよりはシリアスな展開となりますが最後は笑顔で終わりを迎えます。ひまり達の雰囲気も気合いを入れて描いたのか、成長表現なのか大人っぽい感じでした。おまけ漫画の冬のみぞれちゃんも面白かったです。冬だとみぞれは最強ですね（笑）

夏休みが終わって最終回を迎える･･･終わり方としては綺麗なのですがキャラも増えてきていたのでもう少し夏が続いて欲しかったですね～かおりの正体は少し解説がありましたけど狼女との話のようにみぞれ達とは別に妖怪たちの回もあればよかったです。ちかげもこはると絡めた話が今回ありましたがもう少し2人の関係性が見たかったな～その辺は描き下ろしで補完されたりもしてますけど。

キャラが可愛いだけじゃなく、太ったり、不細工なコウモリになったり、干からびたりとテンションが高いギャグコメディとしても楽しめました。描き下ろしなどのおまけも最後までふんだんに盛り込まれています。今回で完結は残念ですが次回作も楽しみにしています。

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