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ゴールデンカムイ　22巻　【樺太からの逃走劇、流氷の上で待ち受けるはクリオネに白クマ！？】

2020/06/20 09:00:00 | 集英社系コミック | コメント：0件

鶴見中尉と手を組むことを拒み、樺太脱出を試みる杉元とアシリパ（+白石）。第七師団の駆逐艦が迫る中、流氷の上を歩き再び北海道へ降り立つ！その道中で一行が出会うのはクリオネ、謎の白い熊に怪しい砂金掘り師！？金塊を巡り、杉元とアシリパが相棒として再出発する第22巻！

前巻で鶴見中尉に引き渡されようとする際に逃亡を図る杉元とアシリパは辛くも追っ手を振り切って北海道への連絡船へと乗り込みます。そこには白石と頭巾ちゃんことロシアスナイパーのヴァシリの姿も･･･すっかり頭巾ちゃんで定着しちゃってますけどね（笑）尾形との決着をつけられると思いついてきますがスナイパーなだけに戦力としても貴重です。

谷垣はここでお別れとなります。インカﾗマッが鶴見中尉に保護されてはいますが彼の部下に戻る気はないようなのでひとまず安心です。マタギの谷垣として再び登場してくれるでしょうか。

流氷の上を歩いて逃亡したいた際には謎の白い熊と遭遇します。ホッキョクグマが流氷に乗って流れ着いたのか、アルビノ種なのか･･･金塊の暗号についてシリアスな話をしている合間にチラチラと見える熊に思わず「白石、後ろ後ろ～」と言いたくなりますね。現在の価値にしておよそ8千億の金塊を探しているというのに珍しい毛皮の売値を気にする一行にも笑えました。熊に襲われ、杉元は逃亡中に銃で撃たれて満身創痍と緊迫した場面なのにこの場面はほぼギャグでした（笑）

北海道のアイヌ人に助けてもらい、儲け話について訪ねると砂金掘りで荒稼ぎをしている男がいるという噂を聞きます。杉元たちは資金調達のためにそこへ行ってみるとそこで砂金掘りをしていた男たちと出会いますが･･･最初に読んでいた時は違和感がなかったのですが真相が分かると確かに杉元たちは平太としか話してませんでしたね。オカルト的な話なのかと思ったら現実の方がもっと怖かったです。金塊とはまったく関係ない話かと思えば実は繋がってもいましたね。それにしても網走監獄にはどんだけ異常な囚人が多いんだ。

戦力としては小規模の杉元たちができることは鶴見中尉と土方の両陣営をぶつけて漁夫の利を狙う戦法しかありませんがそこにじわじわと迫る尾形の姿もいたりしてまだまだ混迷が続きそうです。今回はまったく出番がなかった土方陣営の様子も次巻では描かれるでしょうか。

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