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あゝ我らがミャオ将軍　3巻　【親子間の問題も外交問題もミャオ将軍にお任せ！】

2020/06/20 22:03:35 | 徳間書店 | コメント：0件

9歳にして社会主義共和国コルドナの最高指導者となり、国民のために奮闘するミャオ将軍。彼女の慈悲深くも容赦ない粛正を一身に受ける側近のカンはついに倒れてしまい･･･一方、ミャオには鋼鉄の魔女と恐れられた女性将校が教育係に！？スポーツに革命を起こしたり、首脳会談にも毅然と対応する可愛い独裁者のドタバタ政治コメディ、第3巻！

ミャオ将軍にお小言を言っては粛正される側近のカンは地味にきつい粛正についに倒れてしまいます。半ば言いがかりでカンを粛正するミャオもカンが粛正を受け止めてくれるから楽しく仕事ができると心配しますが･･･結果としてはミャオの粛正がカンを鍛えていて60代の肉体とは思えないほどマッチョに（笑）

カンとは対照的に温和なグエンは粛正を受けることはないのですが珍しくミスをしてしまいます。平等な社会を謳うコルドナでえこ贔屓はNGなのでグエンにも粛正をするよう言いますが･･･ミャオ将軍に粛正されたらされたで愛されていると他の幹部からは嫉妬され、みんなが一緒に粛正を受けることになるのでした。ミャオ将軍の粛正ならウェルカムですが嫌われるようなことをしなくてはいけないのが辛いですね。

そんなミャオには教育係として女性でありながらトップの政治将校・スアン同志がつくことに。かつては反乱分子を容赦なく粛正し、鋼鉄の魔女と恐れられたスアン同志におびえるミャオですが･･･まぁ、今のコルドナ国民の大半はミャオ将軍ラブですよね（笑）内心ミャオ将軍を天使と讃えるスアンは表情には出しませんが思わず感情がダダ漏れになることも･･･それを見たミャオの死んだ目が笑えます。若手の側近はいなかったので今後の活躍に期待ですね。ミャオが行くはじめての（1人で）視察では色々なミャオの表情が撮れてご満悦なスアンでした。

対コルドナの軍事演習に対抗した演習は勇ましいなりとは裏腹に平和的でミャオらしくキュートです。バナナ手数料やグエンとアデリーナの案を合わせたコンセプトカフェなどトンデモ政策を出したりもしますが視察や首脳会談で自分の意見を言えるようになったりと第1話でミサイルをうっかり撃ってしまった時に比べれば成長も見られますね。また世界に可愛さを振りまいてしまいました（笑）

次巻では自宅に軟禁状態と少し物騒な予告がでていましたがお留守番とかかな？そういえばあまり自室は出てなかったですよね。

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