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ながたんと青と-いちかの料理帖-　5巻　【家族の絆は深まるも男女の距離は揺れ動く？】

2020/09/23 21:30:00 | 女性向け漫画 | コメント：0件

バレンタインの夜にお酒を酌み交わし、勢いで結婚して初めて一夜を共にしたいちかと周。夫婦の距離が一気に近づいたかに思えたがむしろ意識しすぎて壁ができてしまう。そんな中、桑乃木の元料理人・慎太郎と駆け落ちした妹・ふた葉から絵はがきが届き･･･

前巻で初めて夫婦として一夜を供にした2人。翌朝に食卓で顔を合わせると周は妙齢のお嬢さんのような反応を見せ、それを見たいちかも逆に意識してしまってぎこちなくなってしまいます。もともとお店で繋がっていた夫婦の関係でしたが周はだんだんといちかに魅かれていくのがよく分かりますね。本気で桑乃木の人間になりたいと言う周でしたがいちかは歳が離れていることや政略結婚だったこともあってこの関係が呪縛だと思っていて早く彼を解放してあげたいと思うようになっていきます。

お店の方は少しずつ活気が戻ってきているようですが出された条件にはまだ届かないという感じです。人手も足りずに難儀していた所に桑乃木の元料理人・慎太郎と駆け落ちしたふた葉から便りが届き、そこから居場所を予想した周が彼女たちを連れ戻しにいきます。

擦った揉んだがありつつも再び桑乃木で働くようになったふた葉と慎太郎。ふた葉は仲居として以前の桑乃木の常連客から可愛がられていたようで周は経営に専念できるようになります。慎太郎は先代の出汁の取り方を知る人で駆け落ち後は酒に逃げていましたがいちかの才能に先代の影を見た彼は再び桑乃木で働くことを決意します。ガチギレしたいちかの迫力に押されたのもありますが（笑）

しかし、2人が戻るためには丸川の伯母さんを説得しなければなりません･･･桑乃木の主としていちかは2人の仲を許してもらわなければ伯母さんと一戦交える覚悟を決める所で次巻へと続きます。いちかと周の関係が中々縮まらないのがもどかしくも愛おしいです。ドライな部分があったかと思ったらピュアな一面を見せたりと夫婦としての関係も面白くなってきました。ふた葉と慎太郎の復帰と伯母さんの説得、料理コンテストの参加など今回で物語が大きく動き始めて来たようなので続きが楽しみです。

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