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Author:KON
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あさひなぐ　34巻（完）　【何も持ってなかった平凡な少女は日本一をかけた大将戦へ！因縁の島田との対決の行方は！？】

2020/10/05 21:44:00 | 小学館系コミック | コメント：0件

1勝2敗1分け、本数3対4で迎えたインターハイ団体決勝戦。ギリギリつながった大将戦を託された旭が優勝を掴むためには一本も取られることなく二本勝ちすることが絶対条件！因縁の島田との対戦にも熱くなることなく冷静に、強気に攻め立てるが･･･果たして決勝の行方は！何も持っていなかった少女が努力と挫折を繰り返しながら成長していく青春薙刀ストーリー、堂々完結！

前巻を読んだときにラスト1巻でどうやってまとめるのかという心配がありましたが島田との日本一をかけた大一番の試合を描きながらここまで登り詰めてきた旭の心情もしっかりと描かれ、さらに最後の最後に代表者戦にまでもつれ込む展開に涙腺が緩みます。

旭と島田がお互いに背中を追いかけていた真春と奈歩が最後に試合を決めるという展開も燃えます。試合の模様についてはカットされてしまいますが･･･島田に関しては突然出てきた感があり、この作品にしてはあからさまに嫌な奴という役柄だったのですが決勝戦で初めて対戦してお互いに同じ景色を見てきたことが分かるという描き方をしたかったからなんですかね。

最終回ではエピローグとして真春たちの卒業が描かれていて最終回としては若干あっさりな気がしないでもないですが程よい余韻が残って清々しさも感じられます。寧々や他のキャラ達のその後があまり見られなかったのがちょっと残念でしたね。番外編的な感じで単行本1巻分くらいやってくれないでしょうか。そうなると1巻じゃ足りないか･･･

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