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九龍ジェネリックロマンス　3巻　【工藤への想いが募る鯨井、工藤が見つめるその先は･･･】

2020/11/20 21:32:38 | 集英社系コミック | コメント：0件

工藤が自分とまったく同じ姿の女性と恋人関係だったことを薄々感じ始めて戸惑う鯨井。自分の過去を思い出せない一方で工藤への想いは募るばかり･･･そんな時、2人の関係を知るグエンが鯨井の前に現れる。自分が他人の人生を歩んでいると言われた鯨井は･･･謎と恋が深まる日常ロマンス、第3巻！

冒頭、熱中症にかかった工藤を自分の部屋で介抱する鯨井Bとの回想が描かれ、次の回では鯨井の荷物運びのために部屋に上がる様子が描かれますが同じ部屋なのにそこはまったく違う場所のように工藤は感じます。鯨井は過去を思い出せないけど自分で好きになった物などもありますし、今の自分を見てもらいたいと思いますが工藤が見ているのは過去の鯨井でした。お前が嫌いだと言いながら何かと鯨井の世話を焼いてしまうのはあの頃にまた戻れるのではないかという思いがあるからなんでしょうか。

工藤と鯨井Bの関係を知っていた喫茶店のマスター・グエンは姿を消し、工藤は消息を追いますが姿を掴めません。一方、鯨井の前にグエンと同じ姿をした男が現れます。その男もグエンと言いますが喫茶店のマスターとは別人のようで･･･さらに美容外科の蛇沼とは側近兼恋人という間柄でこの2人の物語も進行していきます。

この九龍城砦という街が何か異様な状況を作り出しているんですかね。鯨井やグエンだけでなく、小黒も部屋探しの時に何やら気になる言葉を無意識に発しています。九龍城砦の開発を進めるためにスポンサーを募る蛇沼の動きも今後関係してきそうです。

鯨井は過去を思い出せず、鯨井Bの影がちらつきながらも自分は自分として絶対の存在になりたいと願います。工藤の視線も今の鯨井に向くようになればいいのですが･･･いい雰囲気になったかと思ったら気まずくなったりとつかず離れずな関係がもどかしいですね。そろそろ恋愛関係や謎について大きな進展があるといいんですけど。

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