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犬釘を撃て! 【線路の上で生き、そこで死んでいく男達の物語】
2020/11/29 19:12:07 |
その他青年誌系コミック |
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鉄道監理会の調査員・エリオットは盗難・破壊された鉄軌を敷設・保護する車両エストリャル・フガス号を取り仕切るケニティの不正について調査を依頼される。作業員としてはみだし者たちの中に紛れて潜入したエリオットが見たものは過酷な作業現場とそこで必死に現場を回すケニティの姿をだった・・・
「銃座のウルナ」の伊図 透先生の最新作です。前作同様に架空の大陸を繫ぐ唯一の遠距離移動手段である鉄道を通すための鉄軌(レール)を敷設する男達の生き様が描かれます。不毛地帯でただひたすら鉄軌と犬釘を打つ作業を強いられるエストリャル・フガス号を取り仕切るケニティ、目の届かないことをいいことに不正を働いていると調査を依頼されたエリオットですが作業員に紛れてケニティと一緒に働いていると違う事実が見えてきます。
物語は2部構成になっていて第一部ではエリオットが作業員に紛れてケニティの調査、第二部ではそこで実態を知りつつも不正に関して報告をしたエリオットが自責の念から裏で国の鉄道事業に反対する組織に加担します。
第一部と第二部で少なくとも前後巻で見たかったですね~1巻だけでも十分引き込まれるストーリーだったのですが設定や世界観がよかっただけにもう少しじっくりと見ていたかったです。また次回作にも期待してます。



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