アオイホノオ 24巻 【焔、大学を辞めて東京へ！仲間との思い出を胸に第一部完！】

担当の三上さんに背中を押され、大学を辞めて東京に出る決意をする焔。あだち充の超名作「みゆき」がアニメ化し、その完成度の高さに感動する学生生活はもう戻ってこない･･･大学の仲間達に別れを告げて焔は東京へと旅立つ！熱血芸大生の青春エレジー、第一部完！

今度は石渡先生の所へアシに行かせると三上さんに言われて思い悩む焔。それは石渡先生がどの漫画家の血統かということ！？そこで形成される師弟関係のような間柄がその後の漫画界勢力図に左右するとまだ行ってもいないのに心配してます（笑）当時の焔はまだアシをできるレベルではなく、1日だけ連れて行かれたはしもとみつお先生の所では原稿を一切触れさせてもらえなかったようですが･･･

そんな中、あだち充の「みゆき」のアニメが放送スタートします。アニメで原作の良さを引き出せるのかと心配していた焔ですがOPから心を鷲掴みにされ、本編ではオリジナルシーンに感心し、EDに感動してすべてが杞憂に終わります。津田さんとのフラグをブチ折るのも相変わらずですが･･･（笑）

後半からは東京へ行く決意を固めた焔が学生寮を引き払ったり、友人達に私物を置き土産として（無理矢理）渡したりします。「俺たちの旅」の挿入歌「ただお前がいい」の歌詞をバックに青春している姿がいいですね。中村雅俊の歌もいいですが作曲者の小椋佳Ver.も好きです。

第一部完ということで怒濤のクライマックス！･･･というわけではなくて東京へ行くための準備を淡々と進めていってこの巻は終わります。来年1月発売のゲッサンですでに第二部が始まるようなのでひとまずの区切りという感じですね。タイトルや巻数はどうなるんでしょう。

てっきり東京へ出るまでがこの作品の終着点だと思っていたので第二部が見られるのは嬉しいですね。学生という立場でまだ甘えがあった焔がプロの漫画家の1人として東京で悪戦苦闘し、「燃えろペン」へと繋がっていくのが楽しみです。

既刊の感想はこちら

　　

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アオイホノオ (24) (ゲッサン少年サンデーコミックス) (日本語) コミック – 2020/12/11

アオイホノオ (23) (ゲッサン少年サンデーコミックス) (日本語) コミック – 2020/6/12

アオイホノオ 【テレビ東京オンデマンド】