ゴールデンカムイ 24巻 【連続殺人、子供の誘拐･･･金塊争奪以外にも凶悪犯が札幌に集結！】

網走の脱獄囚の1人、海賊房太郎を探す杉元たち。石狩川を下る蒸気船で房太郎と水中戦に！一方、札幌では連続殺人事件を刺青囚人絡みと睨んで土方一味や斥候で調査する第七師団の菊田と宇佐美がやってくる。さらに、子供誘拐犯の刺青囚人も現れて･･･金塊の手がかりを求めて各陣営が札幌へと集結していく第24巻！

まずは前巻で出産した谷垣とインカﾗマッの赤ちゃんのシーンから始まります。谷垣はオソマとも再会できたわけですが･･･もう片方のテクンペはもらえたのでしょうか（笑）このまま2人は子どもと幸せに過ごせればいいのですがインカﾗマッの複雑な表情が気になりますね。谷垣たちの場面は命の誕生という美しいシーンだったはずなのですがそれ以降は･･･

鯉登少尉は鶴見中尉に対する月島の姿勢は健康的ではないと忠告し、前向きに信じる自分についてこいと命じます。この信頼関係も鶴見中尉が求める兵士像の1つなんですかね。しかし、鶴見中尉に心酔してついていこうという人間は全体で見ると意外と少ないのかも･･･まぁ、序盤の頃から裏切り者も出ていましたけど。

連続殺人事件を先行して調査する菊田と宇佐美。鶴見中尉が宇佐美は役に立つと言っていましたが異常な特技が･･･さらに犯人とふいに遭遇してしまい撃ち合い（下ネタ的意味で）に（笑）無駄にアクションがかっこいいのと発射擬音が笑えました。そして、菊田は土方陣営にWスパイとして入り込んでいる有古を見つけて自分の素性を明かします。やはり信頼できるのは戦友なのか。これまでまるで姿を見せていなかった中央政府陣営も金塊の影がチラつきはじめるとにわかに正体を現してきました。

杉元たちは海賊房太郎と一戦を交えますが刺青の暗号を集めると同時に暗号がなくても一発逆転で金塊を見つけられる手がかりを房太郎が持っていて手を組むことに。わりと唐突に出てきた房太郎ですが今後は一緒に行動することになりそうです。意外と白石と気が合うようでキャラ的にちょっと軽いキロランケっぽいイメージですね。笑顔の裏に何かがありそうな感じもしますけど。

ダーティーハリー？っぽい郵便配達人や白石のペニーワイズネタは笑えました。水中で杉元に口移しで空気をあげようとするのが白石じゃなくてアシリパだったら絵になったんですけどね～土方一味の変装も笑えました。尾形が孝行息子の変装をするというのは皮肉が効いてますね。アクションあり、ギャグあり、下ネタあり、シリアルキラーものありと見どころ満載な巻でした。

既刊の感想はこちら

　　

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ゴールデンカムイ 24 (ヤングジャンプコミックス) (日本語) コミック – 2020/12/18

ゴールデンカムイ 23 (ヤングジャンプコミックス) (日本語) コミック – 2020/9/18

ゴールデンカムイ 22 (ヤングジャンプコミックス) (日本語) コミック – 2020/6/19