アルテ 3巻




女性の地位がまだ低い時代、貴族の娘でありながら自分の力で身を立てたいと画家のレオの工房で徒弟となったアルテ。少しずつ仕事を任されるようになりますが芸術家組合の役員会で女性を徒弟にしていることが問題視されます。そこで複数の工房が協力して行う大口の仕事にレオと共にアルテも呼ばれその仕事ぶり如何では工房を辞めなければならないことを告げられます。果たしてアルテは周囲を認めさせることはできるのか!?

その前にレオと古い付き合いの商人ウべルティーノとの仕事の続きです。老練な商人との交渉に1回目は撃沈するものの最後までやらせてほしいとレオに懇願します。そこでアルテは様々な人と交流している高級娼婦で友人のヴェロニカに交渉術を学び再び交渉に臨みます。

2巻で少し出てましたがレオは元々物乞いでそこから工房に入って親方となりますがその時の師匠とウベルティーノが知り合いでそこからの縁のようですね。立場は違いますが女性が画家なんて考えられなかった時代に貴族の娘という地位も投げ捨て逆境に立ちながら突き進むアルテとレオは似た者同士なのかもしれません。

以前アンジェロがいるダニロ工房でスケッチをした時にいた人達はアルテを認めていて仲良くしてくれますがやはり他の工房では白い目で見られてしまいます。アンジェロはともかくダニロ工房の人達も初めはキツかったですしね。

レオは役員の前でも特別手伝ったりはせずに自分の仕事をするのでアルテも徒弟として仕事をしろと言い放ちます。その通り仕事中は周りの男達も圧倒されるほど厳しい言葉をアルテにぶつけます。それでもへこたれず、誰の手も借りずに黙々と仕事をこなすアルテを見るうちにバカにしていた徒弟たちも彼女を認めていくようになります。

さらに作業中に練習で描いたアルテの絵を見て興味深そうにする御仁が現れて4巻へと続きます。彼がアルテをスカウトするとかアプローチしてくるとかそんな展開になりそうですね。その時に寡黙なレオがどういう態度になるのか…楽しみです(笑)

あとがき漫画では取材でイタリアへ行ったことが描かれています。あと当時はパンをお皿代わりに使っていて味気ない描写だったのですがおいしそうでないということで3巻では実際は違うけどおいしそうなパンを描いたなんて裏話もあります。今回(毎回?)アルテはお腹を空かせてますよね(笑)レオが断食をしているためですが宗教的理由以外の理由も明らかになります。


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