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アルテ　14巻　【亡命を余儀なくされたアルテ、再会を果たしたレオに最後の別れを告げる！】

2021/01/20 21:24:13 | 徳間書店 | コメント：0件

罪人に仕立て上げられ、投獄されていた所をイレーネに助けられたアルテ。イレーネによってフィレンツェから亡命することになるがレオに別れも言えずに意気消沈する。逃亡中ではあるものの、イレーネはわずかな望みをかけてレオに手紙を届けようとして･･･レオに再会したアルテは胸に秘めていた想いも告げる！

レオにお別れも言えずにフィレンツェを去ることとなったアルテですがそんな胸中を察するイレーネはレオに目的地だけを書いた手紙を出します。伝わるかどうかわからない内容でしたが様々な偶然が重なり、アルテはレオと再会を果たすとこれまで胸に秘めていた想いを伝えるのでした。

アルテの告白にレオは短く返事をしただけでしたが2人にはそれだけで十分な感じですね。生きていればまた会えるとレオから告げられ、アルテは宮廷画家として最愛の人と別々の道を歩むこととなります。ただ、レオと再会を果たした後はわけも分からず亡命することになって意気消沈していた時に比べるといつもの調子に戻ってきます。

後半では到着した街がアルテの母親の実家だと分かり、泊めてもらうことに。アルテが画家になることに反対だった母、父が死んでからは手紙を出しても返事は帰って来なかったこともありアルテは疎遠だった母との距離感を掴みかねます。それでも屋敷にアルテがフィレンツェから罪人として追われているという報せが届いた時に叔父に問い詰められると母はアルテの言葉を信じて場を納めてくれます。

次巻ではあまり知らなかった両親の事や苦手だった母親との距離を縮めていく感じになるでしょうか。ただ口うるさいだけだったと思ったらかなり胆力のある女性だったようです。怖いお客などにも怯まずに交渉していたアルテも母親には弱いようですね（笑）政争に巻き込まれてゴタゴタしていたので母親との滞在で少し落ち着けるといいですね。

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