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送魂の少女と葬礼の旅　5巻　【合同葬儀の招集されるアルピ、立ち塞がるのは人の形をした精霊！？】

2021/01/23 10:09:36 | 徳間書店 | コメント：0件

両親の消息を追い、送儀師たちの情報交換の場でもある宿場寺へ立ち寄るアルピとペレナイ。そこで大規模な呪いを広げる精霊を鎮めるために複数の送儀師で行われる合同葬儀に招集されることとなる。初めての合同葬儀で戸惑いつつも着々と準備を進めるアルピであったがそれを妨害する動きがあって･･･

今回は宿場寺に立ち寄った早々に物々しい雰囲気の中でアルピたちも合同葬儀招集されることとなります。セルセラと少し一緒に旅をしたりもしましたが他の送儀師との合同葬儀は初めてでマッチョなオッサン・バンディア、自分よりも小さい三つ子のティカ、ニカ、クッカ、ナンパな送儀師・ザーリシオと個性的なメンバーにアルピは少し戸惑い気味。その中でペレナイはザーリシオの付き人・デイアに対して疑惑の目を向けます。

このデイアが思い切り前巻の黒幕として登場していたのですがその正体は何と精霊人！ペレナイもそれを知っていたようで･･･ということでアルピの忠実な付き人・ペレナイの隠された秘密も今回は明らかになっていきます。

アルピは困窮している村人や精霊に寄り添う気持ちが強いので後先考えずに行動しがちですが事実が人を救うとは限らないと他の送儀師たちに諭されることも。でもそこで経験不足の自分を認めて謝罪するのもアルピの良さですね。一緒に旅をしてきたペレナイは基本的にアルピの精霊との向き合い方については見守るスタンスなのでその気持ちを大事にして欲しいということなんでしょう。まずは迫り来る呪いの鎮魂が第一ですがペレナイの正体を知ったアルピは･･･これまでとあまり変わらない気もしますね。

人々が崇め、畏怖の対象となっていた精霊の中に人の形をした精霊人が現れたことで人と精霊の在り方がどう変わっていくのか気になります。

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