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九龍ジェネリックロマンス　4巻　【次々現れる秘密と深まる謎、鯨井Bの影がチラつく鯨井が望むものは･･･】

2021/02/22 18:46:35 | 集英社系コミック | コメント：0件

工藤が見つめる先に鯨井Bの姿を感じる鯨井はたとえ偽物であっても絶対の私になると決意する。一方、鯨井の存在に興味を持つ蛇沼はグエンと供に九龍の調査を始める。そこで今の九龍はグエンが知っている九龍でないことも明らかになり･･･懐かしさと妖しさが混在する九龍の裏で行われている事とは！？そして、鯨井と工藤のラブロマンスの行方は･･･

前巻同様に冒頭は工藤と鯨井Bの回想から始まります。先輩である鯨井Bに認められようとする工藤は段々と彼女との仲を深めていきますが･･･物語が進んでいく中で鯨井Bの死因に工藤が関係していることも明らかに。偽物だと聞かされても工藤を一途に思う鯨井が健気というか･･･

一方、グエンから鯨井と会ったことを聞かされた蛇沼はクローンにホクロは再現されないとして九龍で起こっている事をしらべようとします。蛇沼は舌が割れてたり、名前の通り蛇のようなキャラなんですが意外と物語に深く関わってきてますね。鯨井と工藤が鯨井Bの影に追われながらラブロマンスをしている中で九龍の謎について迫っていきます。グエンとの関係もいわゆるBLなんですが意外と蛇沼が人間味のある所を見せたりとこちらの関係も結構気に入ってます（笑）

九龍の謎については工藤もグエンが知っている工藤でない可能性があったりと少しずつ謎が分かってきたと思ったら新たな謎が生まれて･･･と中々真相に行き着きません。ジェネリックテラ計画の裏にクローン計画があるなんて噂もあったりしますがそこでジルコニアンという言葉も出てきますが･･･金魚視点の回も気になりますね。

九龍産の物は飲食禁止というのも黄泉の国みたいな感じで謎が深まります。鯨井は鯨井で自分だけが知る工藤の表情を知ってちょっと嬉しくなったりとラブロマンスも描かれているのですが状況が状況だけに不安の方が強くなってきますね。偽物と分かりつつも絶対の私になるという鯨井にも幸せになって欲しいですが･･･友人思いな楊明の存在にも救われます。でも全身整形というのが何かの伏線なんてこともあったりして･･･

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