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魔々ならぬ　3巻（完）　【勇者と合流した左岸たち、すべての真相も明かされる！？】

2021/04/25 16:32:31 | 電撃コミック | コメント：0件

女神・アネアからの依頼で魔力を得た怪物に立ち向かう左岸たち。そこに勇者の力を得たリコたちも現れてアネアは本性を現し始める。ヴィースを操り、リコを捕らえようとするアネア、その間にアーバンと左岸は勇者と合流するが･･･一連の騒動の真相が明らかになるもやることなすことままならなぬ！？

前巻の巨大ザリガニや巨大ペッパー君的ロボットと戦わせられるアーバンとヴィースでしたがどうやらそれはリコをおびき出すためにアネアが絡んでいたようです。目論み通りリコが現れると本性を現しだし、ヴィースを操ってリコを捕らえようとするのでした。

アネアは元から怪しさ全開でしたが物語が進んでいくにつれて小物感が増してきます（笑）いや、一応女神（という職業？）なので魔王のアーバンやヴィースよりも力は強いんですけど。ただの人間である左岸はもとより異世界では名だたる魔王や勇者、魔術師たちも終始ただ神のゴタゴタに巻き込まれて状況に流されるままでしたね。

前巻で勇者にゾッコンなリコや魔力を与えられて喋れるようになったタヌキと何だかんだいいパートナーになっていたカナンも加わってさらにドタバタが加速していくかと思ったら一気にクライマックスとなってしまって残念です。真相が明かされていき、上手く話はまとまったと思いますがちょっと消化不良な感じでした。

作者本人も描き足りないとありましたし思った以上の人気は出なかったんでしょうか。左岸が主人公でも悪くないと思いますがリコ達がメインだった方がよかったのかも･･･（笑）イケメンなのに一度も表紙を飾れなかった勇者も不憫でした。

でも初めての連載ということですし、個人的には画力もあってギャグも面白いと思う作品だったので次作に期待したいです。

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