海辺のキュー 4巻（完） 【クロが増殖して日本中パニックに！？何とかしようとする千穂だったが･･･】

夏祭りで円を食べたクロは増殖して町中に広がってしまう。人間の負の感情に反応し、食べられた人は悪意に満ちて人を襲いかかる！一連の騒動に責任を感じる千穂は増殖したクロの捕獲をしていくがキューと一緒に写っている写真がネットに広まってしまい･･･キューと向き合うことを決めた千穂に訪れる結末は！？

町が大変なことになってしまったことに責任を感じる千穂は増殖したクロを捕獲していきます。しかし、ねずみ算しきに増えていくクロはすでに東京にまで広がっていき一人ではもうどうにもならない状態になってしまいます。そんな時、弟のカメラで撮った自分とキューの写真を弟が見つけてネットにアップしてしまい･･･

一方、この原因を作ったクロを探す静はクロの飼い主だったみーちゃんがいなくなったと母親から連絡があってみーちゃんを一緒に探します。そこでオリジナルのくろすけを見つけて･･･

と、3巻から事態が急変して今回で一気に完結へと向かっていきます。キューは一見癒やし系なキャラですが緩やかに地球を侵略し始めます。ただ、キューは人の負の感情を食べるだけでそこからどうなるかは人間次第という感じでしょうか。海の底に植えられたと言っていましたがそれが誰なのかはわかりません。何となくゆるふわな寄生獣という感じですね（笑）内容は直接的なグロさはないですが人が持つ黒い部分が全面に出てきて後半は結構陰鬱としてます。絵柄がかわいいのでそこまで暗さは感じませんけど。

巻数としてはこのくらいが適正だったのかもしれませんがもう少しキューやクロの正体をハッキリさせてもらいたかったとも思いました。それと完結にあたって作者から何かあとがき的なものもあったらよかったですね。どういう経緯で作品が生まれたとかこぼれ話なんかを読むのも結構好きなので（笑）

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