よふかしのうた 9巻 【キョウコとの過去を語り終えた後、ナズナとコウの前に現れた人物とは！？】

ナズナが語る初めての眷属候補・キョウコとの過去。家庭環境に悩まされた彼女はナズナの提案で吸血鬼になる決意をする。しかし、キョウコが帰宅すると思いも寄らぬ出来事に遭遇し･･･コウにキョウコとの過去を話し終えたナズナ、2人の前に現れたのは･･･ハロウィンの夜に何かが起こる第9巻！

前巻から引き続きナズナとキョウコの過去が語られます。家庭環境から逃げ出すために吸血鬼として生きる？決意をして帰宅したキョウコでしたがそこで失踪した父親が戻ってきて再び家族として暮らすこととなり、決心が鈍ります。しかし、父の思い出のライターの話をしたことをきっかけに思いも寄らぬ出来事を目の当たりにします。

いや～ライターの下りを見るまでこの伏線にまったく気づいていませんでした（笑）鶯あんこが吸血鬼を憎む理由はここに帰結するわけですね。そして、その復讐劇はハロウィンの夜にナズナたち相手に始まっていきます。

たまにコミカルなシーンがありつつも全体的にはシリアスな展開でかつての親友と殺し合いとなっていきます。ナズナはキョウコがコウくんを殺すと言われて逆上しますが同時にキョウコも殺したくないと本心では思っています。キョウコの真意はよく分かりませんがまだ迷いもありそうな感じかな？コウをおびき寄せるために連絡をしたものの、2人を止めるためにやってきたコウを見たキョウコの表情がそれをうかがわせます。

次巻予告で吸血鬼VS探偵編クライマックスとあったので次でとりあえず解決はする感じでしょうか。今回はアクションシーンが多めですけどもともとそういう話ではないですし吸血鬼との共存は難しそうなキョウコがどういう結末を迎えるのか気になります。コウの真っ直ぐな思いが届いてくれるといいんですけど。どうでもいいですがニコのコスプレがよかったです（笑）ニコも最初のイメージとはだいぶ変わった気がしますね。

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