ボールパークでつかまえて 5巻

大卒ルーキーにセカンドのポジションを明け渡し、センターへとコンバートされた一宮。そんな複雑な気持ちを見透かすようにスタンドで一宮へメッセージボードで厳しい言葉を掲げる少女。実はそれは愛ゆえの健気さで･･･選手の奥様（候補）同士の見えない絆、年上ウグイス嬢の密かな恋、そしてルリコも村田へ特別な気持ちが芽生える･･･！？

今回は球場以外の場所でも野球を楽しめる場所が描かれます。といってもスポーツバーのようなオシャレなお店ではなく、おじさんたちが飲みながら中継を見る居酒屋です（笑）仕事帰りにルリコたちがたまたまそのお店に寄り、最初は場違いな雰囲気を感じていましたが徐々に野球好き同士で意気投合していくのでした。球場へ見に行くのが一番楽しいのかもしれませんが地上波で毎日のように野球中継がやっていた時代を生きてきたおじさんたちにとってはテレビから見る試合が一番なのかもしれませんね。僕もどちらかというとテレビ中継の方が馴染みがあります（笑）逆にルリコたちは毎日球場で試合を見ているのでテレビ中継が新鮮なようです。

他にも8年目だけど未だに殻を破り切れていない一宮をメッセージボードで応援する少女や鋸山選手をアナウンスでイジるウグイス嬢の佐藤さん、常連の村田くんから教えてもらったりして野球に少しずつ詳しくなっていくルリコなどが描かれます。一宮を応援する少女は厳しい言葉の裏には愛が溢れていますね。その想いが通じる日が来るといいんですけど。ウグイス嬢の佐藤さんは片想いだと思っていますが完全に両想いですよね～年上ということと住んでる世界が違うと自ら退いてしまっていますがこちらも幸せになって欲しいです。

そして、ルリコも村田くんの後輩から村田くんのことが好きか問われるときっぱり否定しつつもその後で赤面する姿が･･･だからといってどうにかなるわけではありませんが気になる所で次巻へ続きます。獅子尾選手を動画で批判する輩が現れたりと次巻へ気になる展開もありました。

既刊の感想はこちら

---