天国大魔境 7巻

何者かの攻撃により壁を破壊された高原学園。そのドサクサの中で園長は脳移植を試みようとトキオの子どもを奪おうとする。他の生徒たちは学園の外へ出て、新たな生活が始まり･･･一方、マルとキルコは新たな目的地へと向かう途中でトラブルに巻き込まれる！？そして、ついに世界が崩壊したその日が起こる！

今回は高原学園側で大きく物語が動き出しましたね。マルをキルコに託したミクラさんがその学園の生徒だったりと少しずつマルたちの世界とリンクしてきた感じです。園長たちが見送った謎の生命体？などまだ謎も多いですが･･･壁が壊れて生徒たちは外の世界で保護されて恐らく監視されながら日常生活を送っています。そのまま日常を過ごせればよかったんですけどね･･･

一方、マルたちはあまり進展なかったかな？前巻で復興相から追っ手がかかりましたが今回はその存在は見えませんでした。途中、ヒルコと戦おうとしていた女の子を助けたのをきっかけに厄介事に首を突っ込んだりはしていますけど。

そして、学園の外に出て日常を送っていた生徒たちは大地震に襲われます。ここから世界が崩壊へと向かっていくんでしょうか。そして、記憶を失っていたミクラが発したセリフは園長が言っていたセリフでしたが･･･謎が少し解き明かされたと思ったらまた次の謎が･･･と全然飽きさせませんね。今後も少しずつ2つの世界が交じり合っていくのが楽しみです。

既刊の感想はこちら

---

　　

天国大魔境(7)　　　　　　 　天国大魔境(6)　　　　　　 　木曜日のフルット 9