ながたんと青と-いちかの料理帖- 8巻 【うち十五歳も年下の人好きになってもうた】

家でして一時桑乃木で預かっていた兄嫁で周の初恋相手・鈴音を実家へ送り届け、周の父から出された課題もクリアしてひと安心･･･と思ったらアメリカに留学していた周の兄、次男の栄が帰ってくるとまた波乱の様相に！？一方で困難を乗り越えていくたびに夫婦の絆は深まっていく。いち日は周に対する想いを誤魔化しきれなくなって･･･

前巻で登場した次男の栄、長男の緑とは違ってにこやかで人当たりはよさそうですがその笑顔にはやはり裏があります。周は緑よりも栄との方が話が合う感じですがいち日はちょっと苦手です。今回は彼が桑乃木を巡って色々と波乱を巻き起こしていきます。

今や世界中から観光客が集まる京都も戦後間もない時代では一大観光都市に･･･という考えも先進的だったんでしょうね。栄はそう考えて桑乃木をさらに大きくするために二号店の話を持ちかけてきます。あまりに急な話にひとまず桑乃木へ持ち帰ってとお茶を濁しますが後に栄が桑乃木へやってきて、結婚式を挙げていないふた葉と慎太郎の支援をするなどグイグイと外堀を埋めようとします。

一方、一難去ってまた一難な状況の中でいち日は周への想いも誤魔化しきれずになってきます。忙しすぎて悩む暇がないというのもあるかもしれませんがそれだけに素直な気持ちが出てしまうのかもしれませんね（笑）ただ、夫婦の絆は深まりながらも栄の暗躍？で着々と2号店の話が進みつつあって･･･というところで続きます。

慎太郎は桑乃木に迷惑をかけたという思いもあって栄の言葉に上手く転がされてしまった感じです。いち日も慎太郎からの願いでは無碍に断ることもできなさそうです。果たして栄の思惑通りにいってしまうのでしょうか･･･

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ぬくとう君は主夫の人