シャドーハウス 11巻 【「”星つき”と仲良し作戦」です！】

シャドーハウスに反抗するために同期会で連絡を取り合うケイトとエミリコ。反乱分子を探すエドワード達は3階へ上がるために必要な儀式「お遣い」のため館外へ外出する間に従順な新人にこどもたちの棟の管理を委任する。しかし、エドワードと対立するトマスがこどもたちの棟を訪れ、棟の改革を行うために全員の前ですす能力について公にして･･･館の内外で様々な思惑が入り交じる！

サラとダグラスをスパイにしてこどもたちの棟の様子を探ろうとするエドワード達でしたがお遣いと称する館外外出の許可が出ることになります。不穏な動きがあるこどもたちの棟を探ろうとした矢先の出来事でしたがお披露目やお呼ばれと同じくシャドーハウスの大切な儀式なので日程をずらすわけにはいかず、留守の間は一体化したばかりの新人・ルイスにその役目を任せることに。しかし、エドワードが留守の間に彼の失脚を狙うトマスが暗躍してこどもたちの棟で混乱を生じさせます。

ケイト達はまず星つきから信頼を得て、エドワードを共通の敵とする協力関係を築こうとしますが大人と他のこどもたちからの突き上げにピリピリしている星つきに上手く近寄ることができません。そんな時、大人のトマスが訪れてすす能力の情報開示をしてしまったがためにこどもたちの間には疑心暗鬼も生まれることに。

すす能力の情報が解禁となったことで今後は他のシャドーたちのすす能力も明らかになっていきそうですね。同期の中では唯一能力が発現していないパトリックは焦りを感じるようになります。能力の有無で軋轢が生まれるようになったり、それを利用して地位を確立しようとする者が現れたりとまだまだ混乱は収まりそうにありません。パトリックを襲ったのはマーガレットだったりして･･･

そんな中、「星つきと仲良し作戦」と称してケイトたちはそれぞれ相性が良さそうな星つきに近づきます。意外にもジョンがまずスザンナから信頼を得られそうですね（笑）打算ではなくて本心で行動した結果が功を奏したようです。登場時に醸し出していた有能感から一転して弱さが見えだしたリッキーもパトリックに本心を打ち明けて一皮剥けてくれればいいのですが･･･最初は嫌なキャラでしたが今はパトリックと供に応援していきたいキャラになってます。今回はいい所なしでしたが仲良し作戦でデキる所を見せて欲しいですね。

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