老女的少女ひなたちゃん 11巻（完）【サダヲが笑顔で暮らせますように･･･オレの願いは結局それだけなんだっぺ】

念願叶い、漫画家として連載がスタートしたサダヲに修羅場が訪れる。心配するひなたは友達とアシスタントに駆けつける。そんな時、サダヲがお隣の山森さんに恋をしていることを知ってちょっと複雑！？そして、サダヲや友人たちと楽しい時間を過ごす中でサダヲの幸せを願うひなた＝ばーちゃんにもついに未練がなくなる日がやってきて･･･

88歳のおばあちゃんが生まれ変わって少女として成長していくほのぼのコメディもついに完結です。気になるサダヲへの未練でしたがなんてことはない、天寿を全うするまで心配していたサダヲの幸せを唯々願うのみでした。サダヲが心配で何かと気に懸けてきましたがその中でサダヲもひなたにばーちゃんの面影を感じたりと少しずつ独り立ちする自覚を持っていきます。そして、サダヲが成長していく姿を見届けるとひなたの未練はなくなり･･･

最終回では老女的ではない普通少女のひなたの姿も･･･これが当たり前なんですがずっとおばあちゃんなひなたを見ていたのでやっぱり違和感がありますね（笑）昨年祖母が亡くなったこともあってひなたから離れていくとよばーちゃんの姿は思わずジーンときてしまいました。

これまで何度か未遂もあったのでこのまま未練を果たさないままサダヲを見守っていくという結末もあるかとも思いましたがこれはこれで見事に大団円となりました。その後のサダヲとひなたの関係も気になりますね。一応家族ぐるみの付き合いはまだあるようですし（笑）遙登兄さん的には複雑でしょうけど。次回作も楽しみにしてます。

既刊の感想はこちら

---

　　　　　　　

老女的少女ひなたちゃん (11)老女的少女ひなたちゃん (10)老女的少女ひなたちゃん (9)