蟲愛づる姫君の結婚～後宮はぐれ姫の蠱毒と謎解き婚姻譚～ 1巻【毒のあるものに私は惹かれてしまう。それが人間でも･･･】

大陸最大の国・斎帝国。その十七皇女・玲琳は見た目は愛らしい15歳の少女だが後宮では蠱術を使う蠱師として恐れられると同時に忌み嫌われていた。そんな彼女が敬愛する姉であり女帝の彩蘭から隣国に嫁ぐように言われて･･･蠱毒を愛する姫君と孤独な王が謀略渦巻く王宮で繰り広げる謎解き婚姻譚！

「蟲愛づる姫君」シリーズのファンタジーノベルがコミカライズされ、作画に「マロマロ」などの楽楽先生が起用されています。連載をしているのをどこかで見た記憶はあったのですが単行本が今月発売だったとは当日まで気づきませんでした。

原作についてはまるっきり知らなかったのですが結構な長期シリーズのようですね。もちろん原作を知っていた方がより楽しめるでしょうが読んでいなくても十分面白いと思います。

1巻ではまだ嫁いできたばかりであまり物語としては進展はなさそうですが王宮で起こる事件などを蠱毒で解決していく感じでしょうか。夫となる国王の鍠牙は一見友好的で毒の姫と呼ばれる玲琳に理解を示しているように見えますが嫌われ慣れている玲琳はそれらが嘘の顔だと気づいています。とはいっても玲琳自身を嫌っている感じではなく、彼が国王になる前にあった過去が関係しているようですが･･･王宮に仕える者からは蠱師という噂があっという間に広まって恐れられるのは斎国とあまり変わらりません。しかし、王宮で毒を盛られる事件が起こり、鍠牙も幼い頃から蠱毒を盛られたことを知ると玲琳は途端に鍠牙に興味を持つようになります。

出会いは歪な関係ですが事件を経て夫婦としていい関係となれるといいですね。玲琳の性格では正しい王女の振るまいは難しいと思いますけど（笑）「マロマロ」以外は続巻が単行本にならないままでしたが今回はコミカライズ作品なので大丈夫ですよね･･･多分。

既刊の感想はこちら

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蟲愛づる姫君の結婚 ~後宮はぐれ姫の蠱毒と謎解き婚姻譚~ (1)

　　　　　　　　　　

蟲愛づる姫君の婚姻 (小学館文庫キャラブン！)　　マロマロ（１）