付き合ってあげてもいいかな 9巻 【私たち、もう少し長く付き合ってたら、何か変わってたのかな】

お互いの気持ちを確かめあったみわと環。周りにも2人が付き合っていることが知れ渡るも概ね受け入れられている様子。それを見て自分の過去を思い出す冴子はそんな周囲の反応にも苛立ってしまう。成人式に行かないことで母親とケンカをし、家を出てしまった冴子は「元カノ」のみわとばったり出くわしてしまい･･･

体の関係も持って晴れて？恋人同士となったみわと環。周囲の反応も概ね良好で順調に愛を育んでいるようです。一方で元カノではあるものの元の友人同士に戻っただけと普通に接していたみわと冴子はお互いに恋人ができたことから少し距離を置くようになります。友人からはケンカでもしたのかと思われますがまぁ、自然な成り行きですよね。

これまで冴子から愛してもらっていたみわは同じように環を愛そうとするけど上手くできない･･･かといって自分がしてもらっていたことを思い出すと浮かんでくるのは冴子のことで何だかもどかしい。冴子との事はもう吹っ切ってはいるけど仲良くしないように距離を置くのは難しいとふと冴子に漏らします。

これまで冴子は苦い過去があったこともあって他人にも自分にも完全に心を開くということはなかったですがみわの言葉にようやく過去と決別できた感じです。このままみわとよりを戻す･･･なんてことは今の所なさそうですが状況的には完全にそんなシチュエーションに環が出くわしそうになって･･･という所で続きます。別にやましい事はないのですが客観的にみたら完全にアウトな状態ですね（笑）

みわ先輩と環もいいですけどやっぱり冴子と一緒にいる時がみわも自然体でいられるんですかね。前者は恋人関係、後者は長年連れ添った夫婦のような感じです。とはいえ別れたからこそ分かったこともあると思うので難しいです。冴子とみわの関係は今後もいい友達関係でいくんでしょうか。環が別の大学に行ったり、先輩呼びが呼び捨ての関係になったりとみわと環の関係の変化が次巻ではあるようなので楽しみですね。何となく不穏な雰囲気も感じられますが･･･

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