学校の推せる怪談 2巻 【トイレの花子さんにはかわいいトイレが似合う。よってこれは正当な権利だ！】

生徒会長のちはるが花子さんが出るというトイレを訪れるとなぜかお誕生日会のような装飾が。怪異関係といえば釘子が思い当たり問い詰めるも犯人は怪異を愛でる生徒たちの仕業だった！即刻元に戻すように言うもまったく聞き入れないため全校生徒の半分の署名を集めれば存続することを認めることにして･･･恋する人体模型、方向音痴なメリーさん･･･キュートな怪異たちが繰り広げるハートフル学園コメディ！

まずは前回ラストでわん子を祓おうとする巫女の千種千尋に釘子が立ち向かいます。わん子のファンも駆けつけて千尋を撃退するも怪異が善いものであるはずがないとその後も怪異を祓おうと度々登場します。その話しぶりから怪異に何か苦い過去でもあるんですかね。

今回の新怪異は人体模型のジンくんとメリーさんだけでした。ジンくんは女の子に優しくされるとすぐ好きになってしまい、告白するもその見た目からいつも玉砕してしまいます。生徒会長のちはるに惚れたところを釘子がサポートしてあげて何とかデートにこぎつけますが･･･推せるかどうかは別としてその健気さは応援してあげたくなりますね。

方向音痴なメリーさんも可愛いです（笑）迷っていた所を迎えにいってあげた生徒会の六見くんに懐きます。釘子がどさくさに推し怪異活動にも勧誘してました。ちょっと独占欲も強そうなので女子にモテたい六見くんはますます縁がなくなりそうですね。

他にも口裂け女のサキと以前に出会った少女の話や合体したお嬢様の生首と首なしライダーの不器用な友情関係など前巻に登場した怪異たちのエピソードも満載です。花子の事を知っている用務員・貞松の言動も気になりますね。校長先生もオカルト研究部だったんでしょうか。

主人公のわん子は主体的に何かをするわけではないですが釘子たちに巻き込まれて推し怪異活動をしています（笑）下駄箱などをカジカジしたり、釘子の上履きを自分の犬小屋に持って帰ったり、しつけをしたりと完全にわんこですよね。釘子の代わりにわん子とお散歩することになったちはるが自分の秘密の場所である屋上に連れて行くと女子生徒が飛び降りていて･･･という所で続きます。これも怪異なのか･･･次巻ではどんな怪異が登場するのか楽しみです。

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