機動戦士ガンダム サンダーボルト 20巻 【さあ･･･マイトレーヤー作戦を始めよう】

月のフォン・ブラウンで休息を得たイオたちに暗礁宙域から南洋同盟の部隊がジオン共和国のあるサイド3へ向かったとの報を受け、コンペイ島宙域へと向かう。ソーラレイ奪取を目論む南洋同盟は巨大MA・ビグザムで侵攻、別働隊のサイコ・ザク3機が先陣を切って連邦軍艦隊へと突撃する。連邦軍は圧倒的な物量と火力で迎撃するが･･･

ついにレヴァン・フウが搭乗する（脳殻だけ？）ビグザムが出撃し、フィッシャー達が搭乗するサイコ・ザク軍団、ダリルのパーフェクトガンダムと合流します。ビリーは再びサイコミュ試験用ザクに乗るんですね。

対する連邦軍はコンペイ島が防衛戦を張り、連邦議会からの承認をジャブローから待つように言われたソーラレイもコンペイ島司令が独断で奪取して南洋同盟を殲滅しようとします。多分に私怨が入っていたり、冷酷な判断を下したりと危険な人物ですが脅威に対する反応は早いですね。ただ、通常の戦争であれば有能な指揮官だったのかもしれませんが相手がニュータイプ部隊ということでこれまでの常識が通用しません。

たった3機のサイコ・ザクに第一陣の艦隊は殲滅され、混乱に乗じてビグザムが防衛戦を突破しようとしますが･･･偵察機のパイロットを洗脳し、映像もジャックするなんて攻殻機動隊の世界ですね（笑）偵察機から送られてきた映像はフェイクでビグザムはすでにソーラレイに取り付いていて守備隊を蹴散らし、ダリルたちは急いでサイド3へと向かおうとするコンペイ島駐留部隊の足止めをします。

いよいよ最後の決戦が始まっていくという感じでしょうか。コンペイ島付近で連邦艦隊が蹴散らされるというとソロモンの悪夢を思い起こさせますね。この世界では今回がそれに当たるのかな？大艦隊を持ってしても止められないニュータイプ部隊、止められるのはイオとリリーが駆るパーフェクトジオングと独立遊撃部隊ホットロッド艦隊のみ！本格的な衝突はまた次巻となりますがお互いに覚醒した因縁の2人の対決が楽しみです。

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機動戦士ガンダム サンダーボルト 太田垣康男 ARTWORKS: サンダーボルト画集